[0022] あてる【月姫SS】 (2002/12/11)
実写でなくアニメであったとしてもモザイクな状態の遠野家(だったもの)。 屋敷はほぼ全壊、裏の林には焼畑農業を行った直後の様な惨状。 とばっちり食った666のケモノとかエトとかクールトーとかが食物連鎖の海に投げ出されようとしてたり。 中庭は血の海の中央で天下の宝刀デンプシーを放ったアルクェイドとフリッカーを繰り出したシエル先輩が倒れつつも、 「やるわね」 「やりますわね」 とか言いながらクロスカウンターでダブルノックダウンだったりする光景が見られる。 闘った後の爽やかな友情シーンはこの二人には一生涯無理だろう。 惨状を背にして、日なたの縁側じいちゃんのごとく逝っちゃった目でレンを抱きながら前を見つめる志貴。 「…アルクェイドが一歩で先輩が間柴だとして…あんまり他にキャラあてしにくいよな…」 「?」 「ああ、でも鷹村さんならいるな……」 「あはー志貴さん解りましたよー」 聞こえるか聞こえないかの囁きが聞こえているという怖さよりも、志貴はそのツッコミ魂に感謝の祈りを捧げる。 目の前には顔と髪を真っ赤に染め上げた妹が意味不明な叫びを上げつつ、琥珀さんから血液を略奪中。 まさに鷹村ムテキング状態。 「そうなると秋葉が最強って事になるんだなぁ」 「最強は私ですょー……」 対称的に真っ青な顔から笑顔が消えた。 合掌。 解説:オチの所で詰まりきってつまらない話に。って最初からツマランとかは無視。 -end- |