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CAMPUS 〜桜の舞う中で〜

:重度ネタバレは反転表示させています。嫌な方は←これ押して戻って下さい) 

メーカー名:Ather
プレイメディア:CD プロテクト:無し 差分ファイル:無し 体験版/デモ:無し
原画:きみづか葵  シナリオ:御子石勇太、F.W.N
■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑))
 
 出会いの春とはいえども、大学も3年ともなれば何の感慨も抱かない。
だが、今年は出会い、変化の春。
 大学で再会した幼馴染みの闊達な麻由美。
 町中で逆ナン(?)されて出会った、1つ下の優夏ちゃん。
 親友がナンパした事でその後時たま出会う事になる智里ちゃん。
 ピアノの音色がきっかけでしたしくなった先輩の奈穂ちゃん。
 通学路の途中にある神社にいた巫女、彩女ちゃん。
 義妹の舞子が俺を追って、俺の大学に入学してきて。
  春風は柔らかな時もあるけれど。その嵐は激しく。
  俺に大切な誰かを見つけるきっかけを吹かせてくれた。


★購入理由: …えっと。『Lost Passage』と間違えたって言ったら怒ります?

★システム(★)
 
 余りにもオリジナル過ぎてどこをどうツッコんでいいやら。
セーブはファイル式なので無限。…と良いのはこれぐらい。
CD起動できないくせに、CD入れると文句を言われるし。そしてCDは使ってないみたいだし。
フルスクリーンがないし。音楽とCGモードはメニューの中にあるし。シーン回想ないし。
何でメニューに平然とそうは使わない「新規ゲームを開始する」なんて項目があるのか。
ファンクションキーのスキップに気づいたのも随分後でかなり面倒な思いをしました。
(F1で開始、F2でストップ、未既読判定せず)

★サウンド(★★) OP/ED/BGM 声
 
 たぶんパートボイス。バランス調整も出来ない(オンオフのみ)ので声が大概かき消されてしまうのですが。
OPは無し。EDはノーマルエンド時は共通ED、TRUEエンドのみヒロインCGの歌付きEDが。
SEは全くなし…だと思う。聞こえた覚えがない。歌もかなり微妙。サウンドトラック同梱作品なんですがね。

★CG(★★) 背景 立ちCG
 
 きみづか氏の女の子絵は結構好きです。立ち絵は若干多めだし表情豊か。
背景はちゃんと描かれていますが、数が足りないらしく学内でしゃべっているはずが校外だったり、
挙げ句の果てに時々何故か実写加工だったりするんですが。


■攻略順■
※舞子の初回攻略はできません。
※一部キャラのTRUE ENDはNORMAL ENDを見ないと行けないようです。

 ★Kの攻略順
奈穂(NORMAL→TRUE)→舞子(NORMAL1→2→TRUE)→優夏(NORMAL1→2→TRUE)
  →智里(智里NORMAL1→2→TRUE)→麻由美→彩女(NORMAL→TRUE)

 ★最終推奨攻略順
奈穂(NORMAL→TRUE)→舞子(NORMAL1→2→TRUE)→優夏(NORMAL1→2→TRUE)
  →智里(智里NORMAL1→2→TRUE)→麻由美→彩女(NORMAL→TRUE)

 ★攻略順について
好きな順で。
レビュ見てある程度。マニュアルがかなり設定ネタバレ状態ですし。
途中まではほぼ共通。まんべんなく出会います。
舞子は初回攻略出来ませんが、でも一番シナリオがアレだというのは舞子だったりするのですが。
他キャラは彩女以外は似たり寄ったりな感じのレベルかと。あー、彩女のみ特殊要素有りです。


★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 かなり嫌い。ていうかなんでこうも言いにくい名前にしたんですか?舞子つっかえてますが。
 女=家事と思ってたり、とか、俺>女と、区別ではなく差別で見てる気が。
硬派で隠れモテ設定、というのはいいんですが、どうみても手慣れたナンパ師。セクハラ大好き(笑)
何で不細工とかいりもしないのに出したんだろう。
人に対して別々の態度をとるような人間を動かしたくはないです。現実世界ならともかく二次元世界でまで…
聖人君子であって欲しい訳ではないんですが、こう人間性を下げるシナリオは入れる必要はないと思うのですが。
人に対してズケズケ言い過ぎ。小難しい事言う割に解ってない。

★シナリオ雑感
 
 マニュアルにネタ設定とテーマががっちり書いてある時点で、これをネタバレと考えなくていい気すらするんですが。楽しみが3割ぐらい減るなあ。
まあ、前もって知ってるから安心してプレイ出来るし、突然の展開にもついていけると思うのですが。
 
 麻由美登場。ボーイッシュな姉御系ヒロイン。うまくいけば狙えるかツンデレ系。
 舞子、登場。わはははは。完了済みかー。というか、こうまで従順だとなんていうか、逆に興味沸かない。
というか、別にヒロインにしなくても付いてきてくれそうだ。
 以前にやった、「好きだよっ!」の時にも思ったが、文章形態がどうも全体に古くさいイメージがつきまとい始めた。
実際古い作品だから仕方ないか?
 優夏登場。見た目お嬢様してるが、何の脈略もなく突飛な事を言うお嬢さんだ。電波とかか?
 古いのはともかく、主人公が気にくわなくなりはじめる。「だぜ」とかの口調も嫌だが、舞子への対応が凄く気にくわない。
舞子という大切な妹が帰ってきた事を喜んでいる、というより、家事等日常の些事をやってくれる人間が来たという喜びな気がしてならない。
 彩女遭遇。マニュアルよりも幼めで可愛い。
 夢と現実の切り替えが余りにも激しい。誰のための夢なのか解りにくい。
 えっと、途中まではそれぞれのイベントシナリオをこなして、固有シナリオへ移行という形と思われ。
でもこの時点でもまだファーストで狙っている奈穂とは出会えてもないんですが。

★各キャラエンド雑感
 
●奈穂@おっとり先輩(?)
 最後の女。いや最後の最後に出てきた、という意味で。
stageは13まで半分の6で出てきた割に他キャラに比べてインパクトの弱い事弱い事。
どう考えても『お嬢様』ネタで勝負しないとならないんだけど、弱い系お嬢様で勝てる気がしませんがどうよ。
最初の奈穂のピアノを聞いて泣く、というのはよっぽどの伏線ないと怪しすぎるがどうよ。
 駄目だー苦手だーどうもやっぱり
主人公の思考がついていけない。
コイツ、軟派すぎ、オヤヂすぎ。ていうか、そうならそういう設定ならいいのになあ。
舞子と麻由美は刷り込みだと考えても他のヒロインはどうしてこんな奴がいいのかと。
 ノーマルエンド方面へGO。あーなんか俄に雲行きが怪しくなってきましたよ?
まあ当然の報いなので仕方ないかと。『女心と秋の空』という感じ。かけちがえたボタンとか。
 バッド方向に向かいつつある事をちゃんと主人公が理解してるっていうのはいいと思いますが。
唐突に終わるよりは。
 あー。落として、上げて、また落としてっていうのも上手かと。
 えっと、エンディング到着。これは他ゲームだと普通にハッピーエンドっていうんじゃ。
ひとまずお嬢様というより世間知らずの素直過ぎという感じ。
年上の気配が全然なかったのが。ちゃん付けがなあ。
唯一の年上キャラなのになあ。変わり種な部分はこれっぽっちもないので普通好みの方に。
一番変わってるなあ、と思ったのが奈穂父。おおらか過ぎだ父…。
 TRUEエンドはエンディングが専用エンディングになり、声付きEDが流れます。
が。なんて言うか、本当にお互いのことを知らないし、知ろうともしてないカポーですな。
まあそういうのはこれからだ、となればそれまでだし、奈穂にしてはそういう自分を知られたくなかったぽく思うといいんですが。
ひとまずは…うむー、という出来。普通。ごっつ普通の終わり。

●舞子@メインなのにサパーリ義妹
 あーごめん興味なし。ていうか、評判聞いてるので。メインヒロインなんですがね。壁薄すぎ。
しかも確かにお互い葛藤はあったっぽいし、舞子の方はもはや怖いよママン的なトーキンぶりだったんですが、
その辺のとっぱらいが異常に早い。若いからという理由ではあるんだろうが…
 さて、舞子につれなくしてきますよー。我らは兄妹なんです。
バッドエンド(?)到達。舞子のトーキング能力は無限大だと思い知らされました。凄まじいですもはや呪い的に。
 さて、いちゃいちゃライフ、行って来ます。
ていうかファーストキスだけじゃなく!?(舞子シナリオよりも興奮)
 バッドエンド2。わはー。…としか書けません。いやむっちゃ動揺が。
なんつーか、会った瞬間に叫びたくなるというか。バッドエンド1で解っていたはずなのになあ。
ていうか、そこまでする必要があったのかどうか…ていうかゲームのやりすぎてもう義理だから大丈夫とか
そういう考えがすぐ出るアタリで終わっています自分。
 さて、暴走せずにハッピーに。 何とも微妙な。こりゃあ確かに厳しい気も。
一番致命的なのがエピローグの最後にCGを1枚入れるべきかと。呼ばれただけって…なんか意味あんのか?
 ひとまず、盲目的な愛し方です、怖いぐらいです。さすがえち担当……メインなはずなのに。

●優夏@言動怪しい天然後輩
 この娘の場合はマニュアルでの設定が思いっきり邪魔をしている。あたかも外見も…な様に思えたのに、
全然主人公が気づかないという時点でなんかもう影云々関係ないんじゃないかとか。
まあ舞子シナリオであの人の事がいくつか出てきたのでそっちの話の方が楽しみだったりします。
しかし彼女のシナリオも主人公はむかつくなあ。セクハラ発言、セクハラ行動、手作り弁当を強要する。
ていうかだったらお前が作れとかいいたいのだが。
 バッドエンド1。きっと彼女は手に入れるのでしょう(嗤)脱落者に用はないのですよ?
 ノーマルエンド2。別段感慨が沸かなくなって作業になってる自分がいます。
スキップショートカットも覚えたし(F1)、スキップしまくり。
 あーやっぱこの主人公、全てにおいて傲慢すぎて駄目駄目だ…
いや、そういうゲームならいいんです、あるいはよっぽどの硬派か。
確認とか慰めとか全くなしで全て自分の思うがままに進めます。
 TRUEエンド。 もう普通の感動系では何とも思わない荒んだ自分が最低です。
ちなみにあの人との事はTRUEでしか判明しません(まあそれもちゃちいんですが)。

【致命的ネタバレ感想反転開始】
 バッドエンドの1と2はTRUEで優夏が語る作戦の失敗でしょうなあ。逆に…という奴で。
 TRUEは作戦は成功しなかったものの、
彼女が一番欲しかった愛情という物が手に入ったというハッピーではあるんですが。
ただし、これ深読みしすぎるとかなり怖いんですが。しかも失敗すれば両喰い。ヒー。
直接的ではなかったものの、美冬との別れの原因となった舞子への復讐が成功した上に、
(想い人から他ヒロインとの外泊という容赦ない別れを突きつけられるんですから)
彼女の想い人であった人を寝取るという事で、何か黒い物を抱えているとしたら。
これ以上の復讐はないんじゃないかと(T◇T)
舞子に盗られるより優夏に盗られた方がよっぽど彼女にはショックだと思うのですが。
それ考えたらもうすっかり彼女への愛情って少なくなってました。コワー。
【反転終了】

●智里@PH少女&麻由美@ボーイッシュ幼馴染
 ちなみに智里はやっぱ駄目ていうかあの衣装が。ゴスロリはいいんだけどピ○クハウスは勘弁なのです。
なので3回もエンディングがあるのが……
 うむう。やはり微妙に。ていうか『罠だよ♪』という某妹の声が聞こえそうな。
台詞とかもまんまだしどうして気づかないかと。
 えっと、分岐を越えてノーマルエンド一直線なんですが。
このゲームのカップルってお互いのこと知らない率やたら高いなあ。
 バッドエンド1。解明はTRUEでちゃんとしてくれるんですよね?
 バッドエンド2。完全にTRUEへの前座。
 エンド3。基本的には智里TRUE。
えっと、
○れてる!○れてるから!!やはりというか何というか。
まあ後はどういう状態なのかの方が。ていうか、なんて言うか別離前提がテーマですか、距離問わずで。
にんともかんとも微妙。
 男友達的幼馴染み。設定的にヒロインにいなかったのか?という疑いさえあるんですが。
メインメニュー画像にいないんですが。いや、解ってますよ?
 あーわかった。頭でっかちだコイツラ。
最近脳味噌より本能系のゲーム多かったからうだうだ考えるのが辛くなってるようだ。
その割には同居人云々はこれっぽっちも考えてないよな。
ていうか絶対階下に父母いるし。ていうか間違いなく木造だから家!
 やっぱり微妙。かなり平均下回り。最後のハモリのセリフがどうもなあ。
いや二人の関係的にその台詞はOKだけど、親友の前で言うのはどうかなあ。
最後の背中を押してくれたのは誰だと思ってるのか…
 っていうかアルバム見ると麻由美、CG少なすぎっ!

●彩女@不思議巫女
 巫女さんイエー。
 悪くはないが、ツギハギな上に、構成力が良くない。
ある程度夢の実状を知っている場合と何も知らない場合が混ざっているのはどうかと思う。
 結局の実状は予想通りだったので、バッドエンドもあるいは、と思ってましたが。
ある意味、黒い意志を感じるのは私だけでしょうかね。
 TRUEエンドは、一応今までのなかでは一番ちゃんとしていた様には思います。
が、そこまでのめりこめなかった。
こういうネタだとどうも前とか気になって、自分よりも?とか思ってしまう性質なので、
この辺がしっかりしていたのはよかったと思いますが。

★シナリオ統括感想
 
 古めの作品だから、と言ってしまえばそれまでだが、シナリオの流れ、構成、フラグ管理がどうも良くない。
主人公のキャラクタもどうも古くさい時代錯誤な人間なのがどうも。
約束のダブルブッキングなど平気なのがなあ……
 微妙。悪くはないが良くもない。エーテル色が出ているシナリオだとは思うけど、だから何という訳でもなく。
正直、蘊蓄や葛藤とか言葉での会話が小難しい。本音の前の建前が多すぎる。
そういうのが好きな人にはいいと思うが、私には駄目だった。

★ラブキャラ: なし。
最終オススメ度 ★★ 普通少し下。特色が見あたらない。蘊蓄?

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