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カットビ!-家飛-

:奇妙なまでに温い目でプレイしてます。嫌な方は←これ押して戻って下さい) 

メーカー名:TerraLunar
差分ファイル無し 体験版/デモ:有り ※OHPに前説風小説有り
原画ヨネ(Q'tron)  シナリオ:永森知佳 ほか
■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑))
 
 金田晃二郎は、平穏な生活を望む平々凡々な学生。
だがしかし彼の生活は心穏やかなものでは決してなかった。
 原因は近所に住む幼馴染兼従妹兼−天敵、である小鉄おとね。
「傍若無人」の完全立体化に成功したかのような性格であるおとねは、
彼のトラウマの全てを作り、彼を下僕としてしか考えていないような従妹で、顔を合わせれば大喧嘩という犬猿の仲。
ところがある日、彼の家でおとねがトンデモな事を言いだした。
「晃二郎の事が好きなの」
理解不明なその単語をおとねは発した挙げ句、
「付き合って」
とのたまいやがる。
 告白という一大イベント。だがしかし、相手は「あの」小鉄おとね。
 どこをどう考えても罠。流石にそんな罠にひっかかる訳はない。即答で拒否。
そんな彼にじれたのか、脅迫、なだめすかし、懇願、全て使った挙げ句に。
「好きなの!」
 おとねは叫ぶ。
 その瞬間、思いは思いがけない方向へ。
現実とは思えない−−『家が浮く』なんて事が起きる。
 高度1000メートルのサバイバルに参加させられたのは、晃二郎、おとね。
そして、
 晃二郎を兄の様に慕う、泣き虫少女、みちる。
 突然現れ、バッタバッタと敵をなぎ倒す侍少女、千代。
 晃二郎達を助けに(?)来たナイスバディお姉様自衛隊員、葵妃。
 晃二郎の憧れのクラスメート、美空。
そんな普通ではない状況で、
そんな普通ではない女性達が、
普通な晃二郎を巻き込んで。
 −−カットんだ、物語が始まる。


★システム(★★)
 
 今HD見たらEDのムービー、ママ見れそうなんですけど? 先に見ても何の問題もないけどね…
まあトラブルが無かった分、及第点は上げて良いかと。(駄目1、2のせいで星減ってますけど)
駄目1.ウインドウサイズが維持されない。これ、結構なストレスになるんですが。
駄目2.マウスオンリーの操作環境。キーボード派の私にはかなり厳しいものが。
駄目3.文字だけのEDがムービーって…って普通のエンドのムービーも見る必要なし。
駄目4.起動ちょっと遅い。

★サウンド(★★★) OP/ED/BGM SE 声
 
■声:どうもおとねの声がイメージしてたのよりもキャンキャンしてるのが。
 叫んだ途端家が浮くって声じゃなかったのが一番凹んだ…叫んでねえじゃんかよ…
もっとちゃんと叫ばせろよ…慣れてくるけど。
みちるの声は合ってるけど、他は別段普通かなーと。
南さんは別ですけど、感情出すキャラじゃあないし。
そもそもフルボイスじゃないというか、しゃべってない部分があるというかえちシーンにそういうの多くて。
■BGM:そんなに嫌じゃないけど、別に耳に残る程でもなく。OPは嫌いじゃないですけど。
 ステレオの音流しの所なんかはいいと思うし。
ただ、ギター?の音が多く、強いソフトというのは珍しいのではないかと。
■SE:ついているだけでまあいいかと。アレな銃撃音とかはともかくとして。

★CG(★★) 背景 立ちCG
 
 全てにおいて数が足りない。
■OP/ED:あの粗粗しいムービーは一体…何故か懐かしさすら感じる(笑)
 EDみてラピ。タ!と全員思った気がするですよ。
■CG:これだけ色々な厭らしい笑み(皮肉な微笑み)が多い作品も珍しいのでは。
 純粋な笑み1:皮肉な笑み9って感じだね…。
ちなみにこういう笑顔、大好きです。おとねの笑顔と芙妃の笑顔は特に。
立ち絵はちょっと等身というか置き位置がおかしいかなぁ、と。
ただ、音の割に軍事的な小物(ヘリとか銃とか)が全然だし(あれば緊迫感増したのに…音だけじゃあねぇ…)
■背景:ていうか、家しかないけど…小物同様、絶対数が足りない。


■攻略順■
 ★Kの攻略順
※メインヒロイン?の美空は全員攻略後でないと攻略できないようです。
 初選択肢が特別なので。
みちる→葵妃→千代→おとね→美空
 ★攻略順について
 美空は自動的にラストになります。他キャラはシナリオ別個ですので好きな順で構わないかと。
 私は意外に好みだったみちるをあえて最初に。他外堀から埋めていって。
というかOP前はは完全におとねシナリオ、前半は共通、後半、個別になってるのでスキップ派手に使って。
みちる=葵妃→千代→おとね→美空 という感じ。
ぶっちゃけ、
 みちる:キャラ間のクッション扱いのオマケ。
 葵妃:えち要員のおまけ。えち凄いらしいですので、みちるより後。
 千代:本編ちと関係?じゃないと真性電波出す意味ないし。
 おとね:本命。ここで収集つかなければどうしようも。
 美空:本編には全く関わらなさそうだが、全クリが出現条件なら仕方ない。
だと考えていますので、この順番に。
 美空ラストに関してですが、ある意味某眼鏡カレースキーグッドエンドに近いので、いいんじゃないかと。
シナリオ的におとねがメインだと思うんですけど、
おとねのキャラもシナリオもついていけなくなったので、美空ラストで良かったかと。
あのラストが一番放り投げエンドだし、「カットビ!」らしかったかと。
…一番かっとんでるのはおとねなんですけどね(笑)


★購入理由
 
 アレな○格でしたので。限界まで待った甲斐があったものです。(笑)
無茶な設定は嫌いじゃないですけど、
かなりのレビューサイトでほぼ全員一致で「地雷」の意見がある作品も珍しいし、
かつ、そしてその地雷を踏まないよう警告されている作品も珍しいので、あえて私も踏んでみます。
あ、でも苦痛な地雷(D.C.眞子、白詰)じゃなきゃ別に…

★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 何か外見(というか下ネタの外見)のイメージばかりが先行します。
個人的に主人公の外見下ネタは拒否感が。女のコの方の下ネタも私は拒否感が。
ていうかおとねの怒りの理由が彼女のいう通りだったらやばいCGになるんじゃないかと…
 主人公、顔出なくて個人的にはよかったです。美空ラストのCGで既に好みじゃなかったので…肌の色がね…
 性格に関しては、ヘタレっぷりを出したいのはわかりますし、
こう中途半端に格好良さを出さないあたりは逆に好感が持てますけど(笑)
でもこの妙なモテモテぶりにはやはり違和感がないわけではないですが、モテモテ状態、私大好きですので。

★シナリオ雑感
 
●足りない。
 ぶっちゃけ、予算後で足りなくなったのか?って感じがヒシヒシと。
…まあ、何に使って足りなくなったんだとか最初から余りアレじゃん?とかは置いておく事にして。
前半もそりゃあ、イロイロアレだったんですけど、後半はもうCGが消え、BGMが消え、シナリオは崩壊と
どう考えても大人げなく生々しい想像をするしかない感じが。
●バラバラ。
 テンでバラバラ。「荒唐無稽」とは違うのではないかと。
シナリオの方向も不明。喜怒哀楽のどれに持っていくべきか迷った結果、よく解らない方向へ。
何でも良いからソフト出さないとと脅迫でもされてたか?と言わんばかりのバラバラさ。
まあある程度というか覚悟の上で要プレイなんですけど。
何しろ、広告とパッケ裏のキャッチが違ってるし。
…おとねとばあちゃんの叫びが一致して家が浮いたってなってますけど、広告。
(パッケ裏はおとねの告白だけになってる。ばあちゃんは叫んだりしてません)
というかキャラの所でいうけど、おとね、という個人の性格が破綻してるし。
●特殊小物及び背景のなさ。
 単身乗り込む侍、はともかくとして大勢いるであろう自衛隊、家が空に浮いている状況(鳥瞰図)
等あるだけでもかなり評価は違ってきたのではないかと思います。
特殊条件下にあるというのに何ら特殊なCGを使わない(人物の衣服装着物は最低条件だから除外)
というだけで凹みますね…
●エンドが容赦なし。
 何の音沙汰もアフターもなく、えちして終わります。余韻もへったくれもなく。
まあ千代と美空だけはちびっとですが、後日談がありますけど。
まあ、ストーリーなんてもんがあるんだかないんだかなんでこのエンドの仕方もある意味正解だと思うんですけどね(笑)

★各キャラエンド雑感
…っていうかパッケ裏の人物キャッチからして間違ってるよ…
 
●みちる:年下妹系万事無能娘
 …妹は年下です。大○夫ですか?実は一番期待してなかったキャラだったんですけど、声はグーですし、
あの甘えっぷりが結構私好みになりました。
というか、この娘とだったらどうにかなっても帳尻合いそうだし(それ好みとかいう問題じゃない)
 といいつつとある選択肢でバッドエンド直行。あるんだバッド。
やっぱりあの選択肢は最後がどうあれ、ゲーマーとしては選んでおきたくなるんじゃないかと。
 …あ、あれえ?
  私、テキスト楽しんでますよ?
   みちる、かわいいですよ?
    シナリオ脈略もないし勢いも頓珍漢だし、あのメタメタからどうしてこうなるのかとか、
     設定とか全くないとか色々めっさ書きたいですけど。
      楽しいです。
やっぱ、肝心なシーンに絵がないとか、
一番盛り上がる所で全部サボってるとかありますけど。
黒い画面に台詞だけだし。ファミコンか?
 みちる2P(笑)の台詞は私には悪くないんですけど。
しかしえちシーンに異常な拒否反応を示してしまうわ、私。特殊だし。
…ぶっちゃけ愛情の強制だろう、質問じゃなくて確認だし。やはり計算ずくなんでしょうな。
(というかほぼ全キャラ女性が攻だ…)
うーん、最低でもキスシーンは欲しかったなぁ。
 みちる、終了。シナリオはそんなには悪くなかったけど。
ありとあらゆる部分でツッコミはあるけど、苦痛プレイではなかったですし。
私的には苦痛なプレイ=地雷 なので。
 ストーリーとして見なければいいんじゃないのかなぁ。←それ何か間違ってる…

●葵妃:国防挺身系命令服従隊員
 ここから以下スキッパー作動。さすがに共通ルートで狙っている娘がでない場面もちゃんと見る程には…
一番うーん、と思ってしまっているのがあのおとねの告白シーンだったりしてるので。
 挺身してないし服従してなさそう、というか自○隊ここじゃただの戦闘マニア(笑)
声、南さんなんですが、意外に印象薄。やはりロリ=南さん ときてるのか私。
 まあシナリオ結末強制終了&特殊えち要員としてしか見てないせいか、興味沸きませんが。
…こちらも同じく。肝心なシーン(というかフルCG無さ過ぎ)がないのは相変わらずだし、
意味も脈略もないシナリオもアレなんですが、苦痛を覚える事もなく、サクサクプレイ。
そして、ちょっと可愛いです葵妃さん。もちょっと弱弱しいのを見せて欲しかったような。
 そして問題のえちシーン。…すげえ。いや角度がとかよりも場所が。
まあ確かにえちぃとかじゃなくてただ「凄いことになってるなぁ」と妙な感心を(笑)
他のソフトでは見られない状態にありますね(笑)
みちるはともかく、この人のアフターはちと見たい状態になりました。
SSとか誰か作ってないかなぁ。

●千代:幕末新撰系真性電波コスプレイヤー(?)
 芙妃同様、降って沸いたえち要員(笑)でもこの子よりおとねの方が余程真性電波じゃないかと。
色々考えてしまうとショックのあまり駄目になりそうなのでその辺は考えない方向で。
って思っていた事は大丈夫で、第二候補の推理が当たって期待通りのオチに。
このエンディングは大好きだー(笑)
あと主人公が上位に立ってるシーンがあるし。
トンデモ系だけど一応家が飛ぶ意味があったし、理由付けもされてたし。
みちる同様、この娘も可愛かった♪
基本的にこのゲームに出てくる娘って私の苦手な策略家な娘多かったんですけど、ここまで露骨だと気持ちがいいです。

●おとね:小悪魔従姉妹系ダブルハンドガン娘
 小悪魔じゃなくて、ただの真性イカレ系。ひくよ、これは流石に…
主人公じゃないですけど、ホント違う色の救○車呼ぶべきかと。
なんていうか、愛情云々ではなく、暴走戦闘機の補助輪みたいな役目を負う事にしたというか、
主人公の諦観を感じるんですけど、私。
 彼女の言動をライターもユーザーも把握できないまま暴走させたのではないかと。
うーん、この娘の言動は結局私には理解不明のままでどっちが本当のおとねなのか…
シナリオをしっかりさせようとして破綻しているというか、性格をもっとどうにか…
わざとなんでしょうけど、主人公に対して『ニブイ』という台詞が無かったのがどうにも…。
 というより後半からの他の女性のラッシュ、
特に千代の朝稽古のお誘いでもうおとねなんてどうでもよくなりまして。
同時に主人公の肉体美についてのイメージも(笑)

●美空:学園アイドル系完全無欠ほくろ娘
 他ルートではほぼ出ないメインヒロイン…なんですよね?一番大きいし。
どちらかというとあのエンディングはグッドエンドを彷彿とさせるし、
一番、どうしてあの主人公が?と考えたくなるエンドであります。ええ、私は大好きですけど?
もうちょっと出番を考えるべきだったんじゃないかと。
ちなみに、外伝小説の彼女の章は私、大好きです。

★シナリオ統括感想
 
 「流れなんかねぇ!進めるのみ!」というプレイすれば楽しめるのでは。
全体を楽しむのではなく、ポイントポイントで別個として楽しむとか。
 私もツッコミどころ用意して待ちかまえてたんですけど、意外に面白くて。
共通シナリオはスキップしましたけど、個別シナリオは短かった事もあり、スキップしませんでしたよ?
買った○格以上の物はあったので。定○なら許せませんが。
後の事がちょっと気になるのが嬉しいような悲しいような。

★ラブキャラ:千代とばあちゃん。
最終オススメ度 ★★★ 私はそれなりに面白かったと思うんですけど。買った○段のモトは取れました。

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