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Lien 〜おわらないきみのうた〜

:主人公の状態は明記してあります。嫌な方は←これ押して戻って下さい) 

メーカー名:Purple
差分ファイル:無し 体験版/デモ:無し
原画:山いもとろとろ  シナリオ:荒川 工
■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑))
 
 気が付けば、どうやら俺は死んだらしい。
『幽霊』として体験できること(物をすり抜けるとか色々)をひとまず楽しんで、ふと我に返り。
さあて、これからどうしようと。妄想的なドリイムはあったものの、恨み辛みなんかがあったわけでもない。
別に何かしなきゃという訳でもなく。幽霊となりながらも、今まで通り学園へ通う事になり。
 幼なじみで謎ウサ耳をつけた、元気な晶。
 幽霊(俺ね)の世話係なんていうものを押しつけられてしまった、泣き虫で恐がりなクラスメート、若葉。
 俺の成仏(というか排除)が部活動の目的と化している後輩、みなも。
 そのみなものせいで目を覚ましてしまった、おとぼけ先輩幽霊、柚。
何気ない日々は、本当はもう失われた日々だけれど。
死んでいても、ここにいる。関わっていく人々。増えていく思い出。
止まっている時間。動いている時間。
両方を共有しながら、俺は、彼女と日々を過ごしていく。


★購入理由
 
既に死んでいる主人公という設定の斬新さから。レビュサイトで薦められていたので。


★システム(★★★)
 
 昔の物的に不便。セーブは指定ポイントのみ。箇所は10箇所。内容の濃さを考えると少なすぎ…
シーン回想がない事から考えても尚更少なすぎ。音楽モードがあるのにシーン回想がないというのは…。
複数回なので余計尚更。珍しくこだわってますなそういう所に自分。
CD起動で音声もCDからなので読み込みロス有り。
キーボード未対応なのか、マウスのみなのが痛い。痛すぎる。
スキップですが、シーン毎に止まるので速度がそれなりに早くても使う気になれないです。
 あ、フェイスウインドウは非常にいいと思いますし、中央に出るミニウインドウはやたらいいです。
独特なシステムとして「とりつき」や「特別イベント」等がありましたが…余り使い道無かったような…

★サウンド(★★★) ED/BGM SE 声
 
 OPなし(OP音楽は有り)。パートボイス。SEはチャイムのみという切なさ。
サウンドのバランス調整機能ついてはいるものの、音量というより聞きやすさが声に足りないかと。
特に若葉は致命的に聞こえにくいです。声優さんも抑えすぎじゃないかと。いくら彼女の声と2役だとはいえ。
声に関してはパートな割に不快感ないし、むしろ柚なんかは好感が持てました。「うふー」大好きですが。
ただ、音声はCD読み込みみたいで時間が多少かかるのが辛いです。

★CG(★★★★) 背景 立ちCG
 
 
悪くないというか好み。ちなみに一番好みはフェイスウインドウの主人公の笑顔だったり。駄目人間め。
いやはや眼鏡ッ娘がこんなに魅力的に見えるとは……マジック発動?
あんなに脱がすと肌の色が死人の様に土気色なのに…。汗も一滴も出てないし。(主人公はともかく、ヒロインも)
というか、そういうシーンで凄い勢いで主人公の顔が載ってるっていうのが凄い。
キスシーンなんてこれでもかってぐらいにアップだし(笑)
後、柚の線目フェイスウインドウがべらぼうに可愛い。
ちなみに柚シナリオのあの青空CGを見ただけで涙が滲みます。あれに関しては別格。
というか…背景、色味うまくないですか?
 えっと…あの…晶の髪の長さがまちまちだというのは…やっぱツッコミ不可対象なんですかね?(苦笑)


■攻略順■
 ★Kの攻略順
みなも→柚→若葉→晶

 ★最終推奨攻略順
汎用バッド→柚→みなも→若葉→晶

 ★攻略順について
個々それぞれ、別のシナリオですので、どの順でやっても可です。
バッドエンドは短いものですが、切なさがあっていいんじゃないかと。
(有り体に言えば、ヒロインを選ばなかった場合の汎用バッドで、
 とりやすさとしては初回プレイの半ばまで1人のヒロインを狙いつつプレイ、一旦セーブ。
 前半狙ったヒロインを避けるようにプレイしていけばバッドにたどり着けるかと。
 家族狙いなシナリオなので初回にやった方が初回の家族シナリオのあたりで号泣間違い無しかと。
 ヒロイン固有のバッドがあるかは確認してません。)
多少、話が絡む所がありますが、殆ど体制に問題はないのですが、一応、みなもと柚、若葉と晶が絡んでます。
みなもと柚は、柚やって柚の事情知ってからみなもだと余計いいかも、とか思ったり。
…いや、みなも→柚でも十分良かったですけどね? ああでもなあラスト良度は柚のが上で…あああ!
…でも、ラストが良くても流れ的にはみなも情報が少ない柚シナリオを先にやった方が……
いやまあ、どちらでも楽しめますけど!!
若葉はほぼ単独で楽しめるシナリオ。ただし、若葉ファンなら絶対に晶の後にプレイした方がいいかも。
晶シナリオの修羅場は若葉との対決で占められてますから。
私の場合は晶をより楽しむためにあえて若葉を前に置いた感じ。
キャラ好感度(低<高)順でプレイ順を決めるとしょっぱな若葉確定ですから。


★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 眼鏡軍服制服七三分け万歳。
 生粋のポエム無頼派で楽観主義者。な割に暴走する若さも持ち、ニブも持ちつつも深慮する心もあると。
そして何より能力保持者(しかも強)万歳!!!(…あまり必要性ないけど)
結局の所、ヒロイン依存は否めませんが、自分から動こうとするその気持ちには好感が持てます。
しかも察しがいい。ヘタレ部分がありますけど、自ら認めてる分には全然問題ないです。

★シナリオ雑感
 
 
面白い。爆笑できるというのとは違うし、文章も過多なのでじっくり読まないと解らない部分もあるし、
口語体というよりは確実に文語体なのだが、面白いものは面白いので。(括弧文での追記表現が面白さを上乗せしてる)
フェイスウインドウも一役買ってるし。 何にせよ、切り口が面白い。
ただ、惜しむらくは、シナリオ管理がきちっとしていないため、
起きていない現象がさも起きているかのように語られていたりする部分あり。
(行った事のないみなもの部室を午前にさも知っているかのように入っているのに、
午後には初めて入ったような事になってる場合有り)
まあ、主人公の事情での記憶の場合もありですが。

★各キャラエンド雑感
 
●みなも@眼鏡エセ霊能力者
 明らかに色物。
……だったハズなんですがーーーーーーーーーーーーー!!
可愛いッ! 可愛いよコンチクショウ!!
 あの形状時の感じでも可愛いよ?
いやあの娘も可愛かったんですけどこの娘が可愛いッ!!
何というか天然キラー系の要素を持つこの主人公、かなりやります。あの青のり除去法を見る限り。
 そしてこのライターさん、いいですなあ。シリアスからギャグへの切り替えが見事です。
ぐっとくるところを抑えつつも、笑っていられるというのはいいなあ、と。
久々に選択肢を全部選びたくなるゲームです。
そして、しょっぱなからほぼ固有ルートと化すので飽きないかもしれません。長く見えるけどさくさく進むし。
…………ぐずっ、ズビー…
 ええ、泣いておりますとも!
さくっとCG回収ーなんてゆってる場合じゃないイベントがあったですよ。
えっとですね。

17日の朝にセーブして、桜の木には必ず行くべし!!
つーか死んでも逝け!!!

涙が。あーもうっ。こーゆーのに弱いんだよ俺は!
あーちなみに本ルート的には恐らくみなもに会う方が正解ですので。ロード必須だと思われます。
 このゲーム…微妙に選択肢難しいかも。
ヒロインとのフラグを立てるだけならそのヒロインに会い続ければいいんでしょうけど、
知られざるエピソードとかが上の様に埋もれてる可能性は十分有るですよー。
(実際攻略サイト通りになってもその通りにならなかったりもしました。CGも埋まらなかったし)
 えっと取り憑いてみたりしてますが。主人公も語ってますが、激しく同意。
だってねえ。心はそうでも身体は違う訳でしょ? …直接的な表現はないですが、もうこっち的にはOKだしてますので。
何よりあの人がああいう人だってのがねえ…
いや、大丈夫だろうけど。ていうか、大丈夫じゃなかったら許せないけど。(意味わからんだろうがネタバレなので)
 しかし可愛いですよみなも。猫であろうが敵であろうが。
ラブ降臨万歳。流れも良しというか、流されたままだけどそれがOKじゃないかと。
ああ、かわいいなあ、みなも……
 えっと、一番気になっていた点に関しては最初に説明されてました。
あれですかね?能力のある相手が意識してたら大丈夫、ということでしょうか。それにしても説明つかない部分、
要は意識してても駄目な時があるんですけど。
あれですかね、必殺『気にしたら負け!』発動ですか? えっと、発動しておきます。
 号泣一歩前。泣きまくってます。あああ………
オヤジィイイ!!
……何と言いますかね。たぶん、恐らく、攻略順間違えたですよ?
『気にしたら負け』というより、他シナリオで語られた事がこのシナリオでカウントされてると思われます。
ちなみに原因とか解ってませんが私。想像はつくけどね。それっぽい夢あったし。
…しかし泣けるなあ。ヒロイン云々よりもこういう場合は家族愛の方が泣けますなあ。
しかし、やはりシナリオ旨いです。恥ずかしいシーンも悲しいシーンもそう思わせながらもさらりと流す。
うまいもんです。
あーちなみにアイツに関しては必要だったのか完全に不明な所。まあ体育のシーンの説明はつきましたが。
さて、そろそろお時間ですよ?
 終了。神判定は出しませんが(主義的に)神に最も近い良作判定は出します。2度も泣かせられたし。
素晴らしい作品をごちそうさまでした。
切ないですが(やっぱ結局みなもは一人でやっていけるんだなあ、なんて不真面目な事を考えると)、
笑顔で終われるというのは素晴らしいです。
 ひとまず、先にうーん、と思う点を。まあ裏を返すとちゃんと利点にも繋がってるので、批判とも言えず。
むしろいい方向に迎えるんだよなあ。
・話(情報)がかみ合わない部分がある
 (重要ポイントは(例えば主人公の死理由)別のヒロインで語られる事だろうとは思うし、先に知りたくないという部分でもあるんですが)
・見事なまでにヒロインと話が進むと他キャラがハイ消えたになる(他キャラと同じイベントが少ないので1つ1つをスキップせずに楽しめる)
 良かった点
・こういう死が絡んだ物語なのにも関わらず、暗くしないようにさせつつ(むしろ笑わせようと)も、感動もさせて貰えた点。泣いたよ……
・主人公のポイントの高さ(ヒロイン依存である事は否めませんが…)
・びっくりしましたが(何でかありえないと思っていたので)複数あったという事。いやあ、びっくりしました。
(え
 ひとまず、
良作は確定。
眼鏡ヒロインでその彼女の台詞で彼女の行動が愛しくてならないなんて思えるとは思いませんでした。

 あ、ちなみに彼女のシナリオは主人公の死神体質のせいじゃないと思ってますよ?ちゃんと解ってます。
最初から彼らは赤い糸で結ばれていたのですよ。ただ、か細かっただけなんです。
(この辺の捕捉…というか可能性を晶シナリオでちゃんと語られてましたね)

●柚@ぽわわん幽霊
 みなもシナリオを攻略サイト通りに進めたというのに、
誰もいない時に必ず柚がいるせいでかなりイベントをこなしてしまったのが…いや、好きだけどね?可愛いけどね?
というか、みなもシナリオで絡んだ部分は確実に期待してますので!!
あーっ!楽しみっ!!
 
可愛いです柚(をいさっきまでみなもみなも言ってたじゃんというのは却下)
みなもシナリオで期待されてますから余計になんですけど、フェイスウインドウの線目がやたら可愛いのですよぅ。
 ………(遠い目をしている)。
みなも共有シナリオ終了? というか、あっさりもなにも情緒も風情もふっとばしてスルー。
あの時流した涙すらスルーしたくなるようなスルーっぷり。
まああれがみなもルートへの第一関門だから仕方ないとしても。
あのみなもシナリオでもりあがったあの娘があっさりネクロなんちゃらでしかもエセ能力者にと思うと何だか。
ああ、でもみなもが絡むシナリオですな、エエ娘ややっぱみなも…
 そしてまた。滲んでる程度ですが。
移動後のシーンではなく。何というか。絵とか構図とか空の色とかの上であんな事言われたらそりゃ泣きたくもなりますよ。
嬉しいなあ、と。
そして、正直な主人公の台詞が嬉しかったなあ。大概ここでフラグ一気に走っちゃう事多いのに。
あれですか、既に色々済んでるからの余裕なのか?
 ちなみに。えちシーンですが、みなもと同様、唐突だが、でもちゃんと無理のない仕上がりなのはとても嬉しく。
というか。何か気づいたらラブでした(笑) いや、柚側はラブ光線出してるので問題ないし。
 えーと、残念なのが、みなもシナリオではもやもやとしか解らなかった部分が随分と脳内補完できる程にはっきりと。
うう、はっきりいって、柚&みなもって感じだから他キャラに関してはぼかしたままで良かったんじゃないかと。
 結局独自カラーの「とりつき」とか「ハート(好感イベント?)」とか無くても、
主人公の能力暴走等、そういうやたら盛り上がるイベントがなくても、シナリオだけで面白いし泣ける。
これはかなり貴重かと。…シナリオの荒川氏の作品、ちょっと探してみよう…
 柚、終了。ハートイベント後、
泣きっぱなし。
号泣とまではいかないものの、例の共通イベントで泣き、そのまま同じCGだってのにまた泣き。
最後までうまくいく様だったら主義に反しても神判定出します。
 ちょっとせつない所もありましたし(やっぱり上で書いた夢ネタバレは必要なかったッ)、
はしょられちゃってる部分があったのも否めませんが、彼らの心情がきちんと書かれていただけでも大評価。
何しろ……何しろさあ……前情報から1つも期待してなかったが故の喜びっちゅーものが…
あーでももう可能性はないんだろうなあ。でも良ければ神へGOだ。良作は確定。

台詞が…とんでもなく良かったです。

●若葉@おどおどお世話係
 幽霊である主人公が見えない(聞こえるが)し、恐がりだというのに、世話係を任命された泣き虫ドジキャラ。
個人的にはみなもがやたら良くなってしまった時点で最下位。
 柚シナリオや、おまけのCGモード等である程度のシナリオの想像がついてしまいましたが、
柚シナリオでも想像ついたけれども泣かされた私。楽しみです。
 あー、個人的にはみなもの次に期待してなかったんですけど。
今好感度ランキングが「若葉<晶<みなも<柚」だからなあ。
 個人的に心配で楽しみなのが恐らくあるであろう晶との修羅場。わーい、楽しみ♪
…なんて思いながらプレイし始めたんですが。

おれのはじめてははじめてだけどはじめででなかったどころか、
いろいろいっきにいろんなせかいをしってしまいました。

……これもジョブチェンジですか?
…という感じ。
私『追憶→Lien』という発売逆順でプレイしちゃってるんですが、このシーンも追憶のアレの元?
音楽もかなりそのまま使ってますね。
(※蛇足ながら。レビューみていただければ解りますが、私、追憶には地雷判定出してます)
しかし、本当にこのライターさんは場面変換がうまい…まああの人は気にするような人ではなさそうですが。
微妙に柚シナリオとリンクされた部分を体験しつつプレイ中。
 むむむーう。何というか。性格が掴みづらいお嬢さんですなあ。ひとまず、外見どおりなんだけどちょっと違うというか。
可愛い系なんですけど、どうも悪い言い方をすれば媚びてる系?…私、駄目なんですよ…
というか、若葉が自分の事を『若葉ね、』って言った瞬間、一気に色々な数値が落ちましたが。
可愛いと思う気持ちもあるので、うまくいけば萌えられそうですが。

も、萌へええええええええええっ!!

ラ○ドセル!ラン○セルッ!!
というか、別方面で萌え発動。いいなあ、こういう打てば響くキャラ。いやランドセルだからアレなんだけど(え
基本的にどんなに調整してもBGMと音声のバランスが悪いこのゲームですが、
若葉に関しては余りにも声が小さすぎるため、
(この際大人しい性格だから小さい声っていうのはもう違うって言いたいぐらい小さいです声)調整をしてたんですが。
あっちの娘の声(っていうかおまけの画面やらエンディングにやら登場してるんですが)ははっきりしてていい。
いや同じ声優さんだから区別をつけるためなんでしょうけど。
 いやしかし可愛いなあ
 そして柚との再会。最初の一言がやっっっっったら切ないです。
いやねもう若葉狙いなのでそこまでは痛くないんですけど、なんて言うか彼女はそこまで本気だったのだろうなあ、と。
 あー…何というか。ギリギリセーフで微妙。あの娘は良いんですけどね。
あのシーンでは泣きましたよ、やはり。えへへ。あの娘の肩を掴んだ腕も熱くなろうというもんです。
でもなあ。若葉が……依存しすぎてるよ……他者に……まあ『自分の名前を自分で言う→甘え→依存』みたいな…。
あと、
泣けば許されると思ってんじゃねーだろーな、とか。(うわ黒)
まあ
これだけ依存系ならエンディングは楽しみですけどね(まっくろだ俺)
 うーん…微妙なまま進行中。いやサラウンドゴチなんですけど(え
一番の問題は私が若葉よりもあの娘が好きだという事で。ええ。若葉も可愛いんですけどね。
でもさあ、可愛いじゃん?けなげ過ぎて泣けるよぅ。同時に出現されると本当に困るんですけど。
でも、彼女のお陰で、ほぼ馬鹿ップルが誕生したので…いいのか?
でも結局期待の修羅場はなかったなあ。まだそういうムードになってもいなかったのに途中退場しちゃったし。
この調子だと私の期待するものはないのかもしれません。
 解ってる!!解ってるけどおおおおおおお!!!!
(志郎とのシンクロ率200%越え)
…泣いてますがな、また。この虚しく空を抱きしめる手が! いっそ、一緒にっていうネタというか。
彼女ルートは無かったんですか!
 切ないなあ。私の場合は余計に。
 …後、非常に残念な事に私が期待していた部分に関しては見事なまでにあっさりとすすんでしまいました。
まあそうだよなあ、と。そうでなくちゃ、あんなにフレンドリーにはなれまい。
……まあその件が余計に若葉への好感度を下げてるんですけどね。
 最後(変換で別の漢字が出てきますが、使えないというか笑えないよ)までいきました(この字も同様)。
何というか…私の中では結局彼女というのは脱せない人間だったんだなあ、と。
そりゃあ私は主人公がいなくても平気、という人間はちょっぴり悲しかったりはする人間なんですけど。
でもなあ。結局は進歩がないのがなあ。依存で始まり依存で終わってるというか、臑かじりどころじゃないよ。
何というか。私多少こういうエンドがあるんじゃないかとは予想してたんですけどね。
それはみなもシナリオで起こる事なんじゃないかとか思ってたんですよ、勝手に。
まあ、逝かそうとしてた娘のシナリオでそんな事があるわけもないんですけど。
数度の別れを経験しても進歩のない若葉かなり悲しいです。
わからないでもないんですけど。
みなも、柚が良かっただけに、もうちょっと成長する力が欲しかったなあ。
 というわけで、神の道はかなり険しくなってきました。良作はもう確定ですが。
これだけ泣いた事は恐らく一度もないです。そのシナリオの良さには花丸を。
 そういや。オリジナルなシステムの「とりつき」、見事なまでに使い道がなかったですなあ。
みなもの時は凄いいい使い方だったのに…今回もあるにはあったけど…。
ハートマークイベントも全然ハートじゃなかったし。

●晶@典型的勝ち気幼なじみ
 こう、好意が透けてみえてて楽しすぎ幼馴染。
まあ交流がなかった筈なのにさくっと仲良くなれるのかとかはスルーか。(そうでもなかった)
こちらもある程度情報が開示されてしまってはいますが。
…うーんでも、一番「はい消えた」キャラでしたなあ。期待していた晶vs若葉という修羅場もあっさり回避され、
じゃあ彼女のシナリオはどんなんだと期待をせざるを得ないんですが。ここは期待は大禁物。
上記修羅場が駄目だった今、ある程度のがっかりは覚悟しておかないと。
 いや、晶で開始し始めたんですけど。若葉の最初の台詞……あれ…はっきり言ってますます好感度下げる台詞ですな。
駄目でしょう、あれは。
まあそもそもギクシャクするであろう人間関係がサラリと描かれてるだけでもう考えちゃいけない部分なんでしょうけど。
 そんな妙な雰囲気の人間関係の中で。
晶さん、ありがとおおおおおお!!
しかも!
修羅場!修羅場!!
(一方的な攻めな割に防御方法が卑怯な修羅場でしたけど)
泣いたよ!泣きましたよ!! 
だってだって、
嬉しかったんだよおおおお!!!
上で書いたり、リアルタイムの方でも書きましたが、若葉が納得いかなすぎたこのワタシ。
主人公への想いを炸裂させた晶の台詞には本当に感激しましたよう。
主人公も凄く良かったし。
 晶ーーーーーー!!!!!
 激・超!!可愛すぎるぅうううううううううううう!!
 これはもう恋なんて吹っ飛ばしてですから!!
ああ、そうか、若葉のあの愛情の下がりっぷりは晶の愛情度への肥やしみたいなもんですか?(問題発言)
まあ、とにかくどう考えても超鈍感というより暗示でもかけられてるような主人公の駄目っぷりはほっとくとして、
いやしかし本当に可愛いですよ、晶。 …良い娘すぎるのが多少心配ですけど。潔癖っぽいし。

 えっと。某所で見つけたオススメバッドエンドリストにLienが載ってました。
えっと。ここまできて反則気味ですが、さくっと見つけてきます。
かえってきました。汎用バッドだったんですが、幸い、若葉の中盤のデータが残ってたのでさっくりと。
…これ初回の家族シナリオ前に見てたらもっとあのシーンが泣けたかも。
確かに彼が生前していた風景は今のこんな破天荒な状態ではなさそうだよなあ、と何か切なく。

 さて、さっくり晶に戻りますよ〜
 どうこう言って幼馴染みというジャンルは好みの範疇から多少逸れている私でございましたが。
晶は好み!めっちゃ好み!!
 なんといいますか、つかず離れずの距離感の歴史が色々あっていいなあ。
特に最初に提示されてたちょっと離れてた理由に関してのシナリオは良かったです。
…どうも幼馴染=依存という図式が自分の中で出来上がってたんですけど、それも払拭されそうだし。
 ただ、一番盛り上がる所でやたら切なくなるのがこのゲームの一番の特徴なんでしょうなあ。
切ないなあ、ちくしょーーーーーーッ!(>_<)
 ………というか。楽しみなネタの貯金が出来てきています。
出来ますことならこれが妄想で終わることがありませんように。
 修羅場!修羅場!!
やっぱり奴を敵と認識している私には若葉→晶の順で正解だ(ニヤリ)
エエ娘ですよ晶…。 人の弱点つく攻撃するなんてどうよ?とかの意見出そうですけど、
解っていても言うしかない状況ですしね! 奴があんな態度とってりゃ当然かと!!
 また泣いてますよこの人…泣き数的にというか…神判定出してもいいかもしれませんなあ。
やっぱ父イイ……
前提が前提ですから私が一番求めているものはトンデモじゃないと手に入らないし。
もう切なくて切なくて。悲しいのも愛しいのも、今触れあっていても。
彼女が語る口調が全て物語っていて。
泣くんだよーーーーーーーー(>_<)
 そして流れ。前半戦(まだ11日だよ?)にしてMAXというのは非常に心配ですけど、流れは素晴らしい。
まあキスもしないでいくとこまでいくのはどうよとか今ふっと思っちゃった事は忘れることに。
いやほら彼、口で別な部分攻撃するのは大得意ですから(笑:みなもシナリオ参照)
 中盤戦でやや中だるみはしましたが(他の娘しか出なかったり、出現なしとか)
後半戦はすでにお馴染みの展開が。もうさすがに4回目ですからね。若干変えてあるのは嬉しいですけど。
 しかしもう泣きっぱなしモード。ツンデレ大好きですが、こう弱くなる心を必死で抑える娘っていうのもたまらないですな!
可愛いし愛しいしもうどうしようって感じ。(←どうもするな
うーん、萌えというのとも違うし、個人的に晶シナリオがッ!というのとも違う。
恐らくシナリオライター様の力ではないかと。
何しろ主人公がやたら良かった。親友等の脇を固めずともいいというのはべらぼうに良し。
そして、ちゃんと全てを納めきったその設定使いにも感謝を。
 いい話でした。

 というわけで終了。かなりギリギリの線ですし、私の主義主張から考えるといいのかとか…でも!!

、降臨。

 恐らく5ヶ月ぶりの、15作ぶりぐらいの神レベル作品(そんなにやってたんか…)
先に残念だった点。
 ・セーブが10個(シナリオの濃密度からすると10個以上は欲しい所)
 ・シーン回想がない(あまり必要としませんでしたが、ないのはどうかと)
 ・とりつきとハートマークの使われ無さ
 ・同じ様な展開になってしまう(いやこれはこういうゲームの宿命だし、私もそれを求めてるので良くないとは言えない)
 ・主人公の異能力設定が余り使われなかった

良かった点をたれ流して。
 ・シナリオの流れの素晴らしさ(シリアスとギャグの流れ、あっさり流す所と、抑える所をちゃんと解ってらっしゃる)
 ・主人公の格好良さ
 ・おいしい設定をちゃんと使った所
 ・不満に思った部分等を他キャラ等でちゃんと補完してあった所
 

素晴らしかったです。
きっと彼はいつどこでだって、今だって彼らしいのではないだろうかと私は思うのです。
★シナリオ統括感想
 
 
良かった……確かに正直、強引な奇跡を望んでしまうし、自分なしでも…っと辛くなるんですが。
何と言いますか、今回は本当に自分も主人公のいる場所からちゃんと見れてると思うんですよ。笑顔で。
 ちなみに私完全共通の朝のイベントの類以外はスキップ全く使ってません。こんなの凄くひさしぶり。
シナリオがまるまる楽しめた上に繰り返しですら楽しかったですよ?

★ラブヒロイン:みなも。ほんのわずかな差で晶。いやでも晶の方が上か…?(悩み中)
★ラブキャラ:赤いランドセルを背負ったあの娘。彼女ルートを求めて旅立ってきます。
最終オススメ度 神判定。 主義を翻してでも神判定を。

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