REVIEW(蒼刻ノ夜想曲～ノウコクノノクターン～)★Kのゲーム本箱

メーカー名：PL+US（URL：HP消失）

プレイメディア：CD　プロテクト：無し　差分ファイル：無し　体験版/デモ：無し

原画：とーかい林檎　　シナリオ：青山拓也

■ゲーム概要（ほぼＫ作＝胡散臭い香り（笑））
　
　肌寒い初秋の雨の中、出会いと運命が回り始める。
青年は全裸で雨の中でたたずむ少女に出会う。
彼の呼びかけに反応するものの、濡れたままで動こうとしない少女を青年は自分の家に連れ帰る。
次の日から少女はだんだんと人らしさをとりもどしていくが、
少女の記憶は戻らず、青年は少女に「ルミ」という名を与え、共に生活していくことになる。
青年とルミはまるでお互いの抜けた穴を埋めていくかのように暖かい家族になっていく。
　だが、それはかりそめの幸せ。
　　追いかけてくる、ルミ自身も知らない彼女の闇。
彼女との関わりをやめるように言ってくる二人の女性。
　夜の路上に苦しみ倒れていた、アイシャ。
　彼に恐怖を植えつけた女性、シェリ。
　青い月が照らす下に暮らしている女性達。
　暗い闇の中であっても、例え常に血の香りがつきまとう生活であっても。
彼女達は大事な優しさを捨てられないでいた。それを青年とルミが育てていく。

★購入理由：異能系の匂いがしたので

★システム（★★）
　
　XPとの相性の不具合かそのままプレイすると凄まじい確立でフリーズします。
ちなみに私（XP、ノートパソコン）の解決策はプロパティで互換性を95にしたら一気に安定しました。
シーン回想はなし、音楽の回想もなし、セーブは30個ありますが・・・。

★サウンド（★★★★★）　OP/ED/BGM　SE　声
　
　ボイスはなし。でもまあこういう作品だから無くても別に。
OPはなし、EDは歌なしで有り。
不満なのがピアノを弾くシーンでもピアノのSEなりBGMの変更なりして欲しかった。やっぱ戦闘＝SEとエフェクトは必須ですな。

★ＣＧ（★★★）　背景　立ちCG
　
　人物はかなり個性的な絵柄ですが、悪くない。風景の背景の色具合はかなりお上手。

■攻略順■
　★Ｋの攻略順
ルミ→シェリ→アイシャ→ルミTRUE

　★最終推奨攻略順
ルミ→シェリ→アイシャ→ルミTRUE

　★攻略順について
どう考えてもメインはルミ。
私にしては珍しくメインをいきなりトップに持ってきているのは攻略方法のためです
（TRUEはアイシャエンドの選択肢からの流れ）

★主人公雑感　（名称変更：不可）
　
　非現実の中での現実人としてはよく配分されてる一般人。
非現実を受け入れられない部分もちゃんと存在し、恐慌し、凶行にはしりそうになったり。
現実を受け止められなかったり、と非現実ものにしてはちゃんと普通の人でいるのが嬉しい。

★シナリオ雑感
　
　５分おきぐらいにフリーズしてる。キツイ、キツすぎる。
ノートパソコンでかつxpでプレイしてるせいかもなあ。ううう。
・・・なんとか解決策が出たかも。プロパティで互換性を95にしたらちょっと安定してきました。

★各キャラエンド雑感
　
●ルミ＠妹系
　なんというか、あっという間に終わってしまったとか思うのと同時に、
自分の無感動さにちょっと、本当に大丈夫か自分と警鐘を鳴らしたりしたくなりました。
えっと、以前の自分なら、どう考えても祭を開催するレベルの良さの作品なはずなんですが、
どうしてこうも心に何も響かないのかと。
号泣してもいいぐらいなはずなのに、何を無感動にクリックしてるんじゃ自分。
　まあルミは可愛かったんですが、ぽややんルミバージョンと、キッチリルミバージョンが、ちょっと気になったとか、
主人公からの愛情な訳ですが、ギリギリまで本当に普通の兄妹感情だった気がしてならなかった点とか。
あーあと、合間の文章を自動送りにするのは苦手なので勘弁して欲しかった・・・。
　でもあのラストのエンディング→ED→エピローグ→社名ロゴ　の流れは秀逸。
つーか。あのTRUE。期待していいよね？ネ？（縋りつくように）
余りにもちょっと・・・。あ、いや、主人公はどうでもいいんだが。
　あれですかねえ。非現実を思いっきりつきつけられて、
自分だけが孤独だとか、他を拒否するなんていう坊やみたいな事を考えられなくなって、
他に埋没する事を選べるようになったのか、
　あるいは自分でも気づけない程の、さらに深い他人を拒絶する仮面をつけるようになってしまったのか。
そのどちらかだと思ってますが。
・・・良いことだとはとらえられなかったんですよ、自分的には。

あーちなみに、私はルミや裕也がああなったのは確実に主人公のせいだと思ってますが。

●シェリ＠アメジストな御姉様
　やはりルミがメインで後はやはり弱いですが。が。こういう年上は大好きさあ！
ていうか、前半が共通にできるだけに、一気にプレイ終了。レビューになってねえよとか思う。
物悲しいというか、ルミ同様、怠惰な状態が一番問題ぽく表現されてますなあ。
でもシェリ、いいですよ。シャツとか、彼女に表情がちょっと出ただけで嬉しかったりしましたし。
あーあと、凄い勢いでルミ放置とか。
つーか、本当に。TRUEってどうなるん？っていうかあるん？

●アイシャ＠パツキンツン
　まあ状況が状況ですから、ルミ以外はツンがデフォです。
うむう。アイシャはちょっと難しいっぽいです。３回ぐらいやり直しました・・・。
何故かシェリの好感度も上げておかないとならないのはなんでですかねえ。
　で。アイシャエンドですが、今までのエンドとはちと違うというか。アイシャに振り回されきりな感じが。うむう。
いや結局どうだったのよ、とか聞きたくなるんですよ。あの男関係で。
あーあと、あっさり抜けられるのとかもあるんですなあ。

●TRUE
　というか、アイシャ派生？　まあどういうエンディングになるかわかりませんが行って来ます。
終了。まあ、今までのエンディングを考えるといいには違いないし、
ルミエンドでの不満点を解消していくにはふさわしい流れだったと思います。
アイシャエンドで不満だったあの部分も満足できる出来ではあります。
が。

ルミには家族愛以上のものを感じられず（ルミに告白されたのにさらりと流す弱虫）、
アイシャは裕也に取られてるように思えるんですが。
これに満足しろといわれても困る。

良かったには良かったんですが。　・・・なんかそういうコメント最近多いなあ。

★シナリオ統括感想
　
　　非現実系の小品。時間の使い方は上手ではあったんですが、いかんせんやはり短かったのと、
主人公自身が殆ど動けなかったのが自分には不満でした。（まあ動きようもない話だし、動く所は動いていたんですが）

最終オススメ度　★★★　伝奇系の小品としては綺麗にまとめられてます。

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