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水月-すいげつ-

 隠し?キャラについての言及がされています、嫌な方は←これ押して戻って下さい。
(アリス・マリアノーマルエンドやってませんので、全ルートクリアしてません)

メーカー名:F&C/FC01
差分ファイル有り 体験版/デモ:有り
原画☆画野朗  シナリオ:トノイケダイスケ
■ゲーム概要 (わけわかめな概文しかも設定おかしいやも…)
 
 七夕まであと数日という暑い日。
目覚めと引き替えにしたかのように記憶をすっかり失って彼は病院で目覚めた。
記憶は思い出す事もなく、引き出されるのは孤独と喪失と闇夜の恐怖。
そこから助けてくれたのは友人達との新しい日々。
過去からの友人。
 同じ弓道部にいて、幼馴染みだったという元気な花梨。
 成績優秀なクラスメートでちょっとドジで、大人しい和泉ちゃん。
 家族同然ながら専用のメイドだと名乗った、雪さん。
 親友だという庄一の妹の元気な鈴蘭ちゃん。
未来での友人。
 教会に越してきたという双子の姉妹の、怒りんぼなアリスと泣き虫なマリア。
真新しい『自分』が日常を構築していく。
 しかし、昼の穏やかさと同時に毎晩の様にやってきたのは悪夢。

−少女を、打ち抜き、射殺す、夢。

そして。
その少女と彼は七夕の晩、現実の中で出逢う。
夢のままに、流れる黒髪、焔の様な赤い瞳を持った美しい少女、那波。
まるで全てを知っていたかのように、まるで全てを知っているかのように振る舞う彼女の存在が彼を波立たせる。

 水に映り込んだ月のように掴めない過去の日々を持ったまま、どこか夢でも見ているような日々が始まる。


★システム(★★★★)
 
 システム周りは、一部で嫌がられてたと聞いたセーブロード等も私古いのやってたからでしょうか、全然親切で好きです。
コメント入れられるし。
 ただ、キーワード選択。これがちょっと…。
シナリオにのめり込んでしまうと、キーワードを選ぶ事によって、
その世界から外れてしまう自分が嫌でなかなか選択できませんでした。
新鮮だとは思いましたので悪くはないと思いますが。

★サウンド(★★★) ボイス無(哀)
 
 
この絵でボイス付いてたら脳死確定なのに!コンシューマ狙いですか?
本当に残念無念…まあ、後半説明的な台詞多いですし。
SEがかなり良い出来。蝉の声とか。風景ありきのゲームにはやはりあるとないとでは全然違いますね。

★CG萌神) 背景 立ちCG
 
 絵買いだったので何も言うこと無し。
おまけ本だけでも買って良かった気に十分なれたので。主人公まで完璧に私好みという私殺しの絵。

背景とかもかなり綺麗な仕上がりで素晴らしい立ち絵と綺麗にマッチしてます。

■攻略順■
※鈴蘭は最初からプレーすること、そしてキーワード選択がルート条件なので隠し扱いだと思います。

 ★Kの攻略順
和泉→花梨→マリア→アリス→姉妹→雪→那波→鈴蘭

 ★最終推奨攻略順
マリア→アリス→姉妹→鈴蘭→和泉→花梨→雪→那波 ってできませんかね…?
和泉→花梨→マリア→アリス→姉妹→鈴蘭→雪→那波 とかは…?

 ★攻略順について
 
必攻略順はありませんので、ご自由に。それぞれ一人ずつシナリオが立ってますし。
マリア・アリス・鈴蘭は本筋から外れているグループ。
本筋ルートは好みじゃない順でかつ一番本筋に近い那波をラストがベストかと。
個人的にいっそ、本筋外を本筋の後にやっても面白いとは思いますけどね。
和泉、花梨は順番はともあれ繋げてやった方がいいかと。
後述してますが、和泉の性格が私に合わなかったので和泉が先です。
雪、那波はそれぞれ独立シナリオです。


★主人公雑感
 
 本当に絵に関してはもう主人公万歳って感じで。
絵がね、絵でね。
大人しそうで人よさそうで性格良さそうだけど、えちがちょっと変態ですけど(笑)。
好きなのです。
主人公見るために台詞消したり、幼い頃の主人公にうっとりだったりしましたし。
むぅ〜あの目がねぇ〜優しくて好きなのぅ〜〜(トリップ中) 
何であんなに情けない顔してるんですか?(笑)可愛すぎです。
雪さんの気持ちが解らないでもないと思ってしまったのは封印しておいて下さい。心の秘密の小箱にでも。
庄一×透矢でもいけそうなぐらい(死)
 ただし。
記憶喪失だから不安というのは解らないでもないですが、ヒロインに対する依存度高すぎ。
格好良いとは言えないですね。可愛い、でしょう、やはり。個性というものを感じにくいキャラだったとも言えました。

★雑感
 
 これは書いておかないとなのですが。
こんなに可愛いのに可愛いのに…可愛いから余計際立ちます。
エロいです。…えちぃじゃなくて。すんごい事になってます。十分実用的というか何というか。
マニアックです、そりゃあ、
犬耳(?)で眼鏡でメイドで双子で幼女で水着で巫女服でメイド服で野外で海で教会で教室(?)で
大概○込みですし。雪さんは特にはっちゃけきっているというか、ヤバイよ、というぐらい。
こちらでも主人公はされるがままの感があります。

★各キャラエンド雑感
 
■和泉、花梨エンド(すみません、統括で)
 花梨と和泉と主人公の関係がフ○ンド系少女漫画モロって感じですね。
『私あの人の事好きだから』を言ったもん勝ちで言えなかった娘の方が主人公の側に居て苦悶する、という形態かと。
そういや、少年漫画ではこういうパターンってないですから、
男性には新鮮に映りそうですね、私的にはマンネリというか黄金パターンな感というか…
すんません、そういうの好きじゃないんですよ。
 別パターンで『私も好きなの、二人で競争よ』というのもあるにはあるけど、
大概友達とその先の間という微妙な関係に歪みが出るのはもうはずせないです。
 個人的にはどうも言ったモン勝ちの方が嫌なので花梨派なんだけど、どうも2人して抜け駆け大会やってる感じが…

ロリで名前付きすくーるみじゅぎで眼鏡なドジっ娘というかなり好みな娘
              VS 
         弓道着犬耳巫女さん

…なのですが。
どうも文読んでると花梨を庇いたくなるのが多くて。
…あるいは、

後で反省するのはいいんだけど、それを主人公にしか上手に言えてない和泉。
              VS  
   天衣無縫過ぎてちょっとひいちゃう場面もあった花梨。

 結構どっちもどっちすぎてシナリオに入りこめなかったんですよ。
花梨の場合はTrueとBadの差が微妙過ぎて物足りなかったし。

■マリア、アリス、姉妹エンド
 個別と姉妹。どれが良かったかと聞かれれば。やはり姉妹が。(泣笑)
二人とも幸せにしてあげられるならその方がいいです、というのは嘘臭く聞こえるでしょうか(笑)
 他のキャラでもあったんですが、『安全、非安全』という単語があるし、マリアに関してはちょっと……
架空の世界であれ、責任は一番大事、という事なんだと思いますが、
あんなファンタジー世界っぽい可愛い絵のの淡い世界で安全とか言われると。
下手すると冷めちゃったりしませんかね。
(逆にリスクがあって燃えたりするのだろうか…その辺は理解しにくいですやはり)

■鈴蘭エンド
 一番ヤバヤバ。ソフ倫通ったってのがスゲエ。あれですか、数学の内容がキャラの幼さと全くかみ合ってないというか。
隠しキャラ扱いです。キーワード選んで最初からやらないと出てこないし。
何というか…………………………………○が。
ショッキングでした。生々しさを感じてしまったというか。進むテキストと離れゆく私の心というか。
ロリショタ好きと言っても、そこまでいっちゃってませんし、そもそもゲーマーと言えどもシナリオ狙いな為、
大人しいえちしかしてない作品ばっかりやっていたし。
シーンに入る最初のCG、台詞で石化でした。
…でも最終的には鈴蘭たんらぶーなんですけどね。
 あのエンドは強引だけどいいんだけど。
エンディング直後とプロローグの間がどうなったかだれかSS書いて欲しいなぁ。
特に庄一に何と言ったんか(言わないならどうやって鈴蘭ちゃんを黙らせたのか。言いそうじゃん平気で)、
みんなには何と言ったのか。
2人エンド時も気になるけどさ、あれはやっぱ、ヤバイですよぅ。

■雪エンド
 風船のシーン。
これに尽きます。これ以外もいいシーン多いですけど。
これだけはかなり胸を打ちました。
パソコンという箱の中に確かに空と風船が見えた気すらします。
 このノーマルエンド見ると、他のエンディングでの状態になんか納得がいきます。
(エンディングヒロインが家にいる理由というか状態というか…)
ノーマルといいつつ、雪さん狙いな方からすればこちらこそバッドエンドだと思うんですが…
花梨のバッドなんか全然バッドじゃない気がするのは私だけでしょうか。こっちがノーマルでしょう。
間にある回想シーンで特に主人公が記憶喪失前には死ぬほど鈍感というかニブイのかが解って楽しかったです。
(あんなん月1でされてても気付かないっつーのはかなり変だよぅ〜それこそ十年以上も(笑))
んーでもトゥルーエンドあんまわーうれしーとはならないんだよなぁ…逃避感が否めなくて。
那波シナリオ風の逃避とはまた違って。
花梨とか庄一の今後の気持ちを考えてしまうとこれが一番超バッドエンドだと思ってしまうし。

■那波エンド
 那波シナリオに関しては、こちらは……難しい、の一言につきます。
なんであないに難しいんですか?
前半は存在理解が難しい。後半は背景が難しい。
那波2ndの方は頭アレっぽくて異常に可愛いのですけど。
簡単にしてくださろうとしているのは解るんですが、余計に難解になっている気がします。
例文が長くてシナリオ読む気しなくなりますし。
(人のことは言えない…フォローしようとして失敗しているんだと思われるんですよ。精一杯さは感じます。)
単純に最後の文だけ入れてもよかった気がします。
でも逃避という単語を多用してますが。あのトゥルーエンドは好きですよ。
(どこかで間に入ってた『おとまりだってできるもん』シーンには負けますが。アレは脳死モノ…)
片想い→両想い、そして… となっていって欲しいです。
ファンクラブのCD?の「みずかべ」に入ってるって噂聞いたんですけど…だったら欲しい…!

★シナリオ統括感想(★★★★)
 
 評判とかじゃなくて絵で欲しかったので…
良質の本を読んでるのと同じ。染みいるのはあるけど泣けない。話としてはかなり面白いです。
 ただ、特に那波シナリオが…単純な脳味噌の水城には納得いかないというか、
霧を出されてごまかされてるという感が否めませんでした。
全員幸せにしろとかはいいませんが、どうも納得しがたい、モヤモヤが残る感じが後味悪くて……
それはそれでイイという人が多いと思うんですけどね。
新しい世界というより逃避だと思ってしまう時点でゲームやる資格なしですか私。
 できれば名波が○○ないシナリオと、主人公の記憶が完全に戻るシナリオが欲しかったです。
(※これに関しては無きにしもあらずなのですが(那波バッドシナリオ)。
 特に花梨シナリオにあった方が良かったです。
 あんなに元の主人公を慕っていた花梨が今のヘロヘロな主人公に納得してしまうのがどうも納得いきません。)
良作ではあるとは思いますが、素直に言えずってところでしょうか?
「時間が勿体なかったなぁ」とかはまったく有りません。
が、名作しかやってこなかったから自分の中の求めるレベルが高かったんでしょうか…
むぅ……
(あの自分完全封印ゲームAirの方がやはり納得いってしまいました。想い出すだけで泣けるのでこれ以上は書きませんが)

★ラブキャラ
 
主人公の絵(外見)。 ヒロインだと鈴蘭たんと雪さん。

最終オススメ度 ★★★★ 難解な単語と文章が部分がマイナス。理解する頭脳を要するかも…つーか私が頭悪いだけ?

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