REVIEW(太陽のプロミア)★Kのゲーム本箱

メーカー名：SEVEN WONDER（URL：http://www.seven-wonder.jp/）

プレイメディア：DVD　プロテクト：無　差分ファイル：有　体験版/デモ：有

原画：たけやまさみ、川原誠　　シナリオ：下原正、椎原旬、丸谷秀人、来夢みんと

■ゲーム概要（ほぼＫ作＝胡散臭い香り（笑））
　
　目を覚ますと記憶がなく、しかも何故か赤ん坊と紐で繋がれていた。
この突拍子もない出来事に途方に暮れる間もなく、
一人の少女と出会い、彼女が護る国、ミルサントの大事件に巻き込まれることになる。

国を護る「六花」と呼ばれる少女達。
　初めに出会った、勝ち気な少女、武の赤の六花、フレアルージュ。
　冷静沈着な参謀気質なメガネッ娘、智の青の六花、アマリ。
　音楽とその気品で全員を纏める、音の黄の六花、エレガノ。
攻め来る少女達。
　伝説の魔獣王と呼ばれながらも、あまりに似つかわしくない愛らしい風貌の少女、リノワール。
　そのリノワールに手を貸す寡黙な少女、ジゼル。

それぞれが抱えるのは常に何かを抱える蕾。
その花を咲かせるのは青年、そして側にいるのは神の力を冠する赤ん坊。
その神を望む国。
－－ここはミルサント。太陽の生まれる国。

★購入理由：前身のブランドをブランド買いしてたので。

★システム（★★★）
　
　　それなりにはあります、が、基本設定が良かったらしく、さほどいじりませんでした。
中のシステムは細かいですが、表立って出してあるのが少なかったので・・・

★サウンド（★★★）　OP/ED/BGM　SE　声
　
　OPはCG使用、EDは個別写真型、と一番ベーシックで来られているので印象も殆どなし。
SEはあるにはあるが奇妙に印象に残りません。
声は合っていましたが、合っている、というだけで印象が実は余り・・・

★ＣＧ（★★★★★）　背景　立ちCG
　
　もうこれで完成！で良いです。
むっちりとした肉感、塗り、構図、どれをとっても爽やかなのにえちぃです。
塗りとしては前作の方が好きですが、これはこれで悪くない。
ただ、実線が微妙に太くなってきているのが気になります。
別の方向性に行かないように祈るのみです。

いやあ、でも、本気でえちいよ？絵は。

■攻略順■
※ニーナ、リノはジゼル・アマリ攻略後可能。
※エレガノ、フレアルージュはニーナ・リノ攻略後可能。

　★Ｋの攻略順
アマリ→ジゼル→ニーナ→リノ→エレガノ→フレア

　★最終推奨攻略順
アマリ→ジゼル→ニーナ→リノ→エレガノ→フレア

　★攻略順について
別にオフィシャルで公言してはいませんが、コレで確定かと。
方式としては、アマリルートで一気に広げた大風呂敷の回収作業、といった所。
ただ、アマリの広大さに対してジゼルのスケールの小ささはちょっとどうかとは思うのですが、それでもジゼル→アマリの順は微妙なんだよなあ・・・

★主人公雑感　（名称変更：可・不可）
　
　赤ん坊の面倒はきちんと見るし、知略も可能。動くことが出来る男・・・であるが、
結局後陣なのでその微妙さは微妙。
　一番は結局その「記憶喪失」という使えそうで使わなかった素材のせいかと。
　後は、根幹設定のせいで彼という個性がプレイヤー主観で揺らされるのがどうも。
ぶっちゃけ、彼は主人公でなかった、という答えもありえそうなので・・・。

★各キャラエンド雑感
　
●アマリ＠知的メガネテンプレート少女

　可愛かった・・・んですが、余りの大風呂敷展開に感想としては「ﾎﾟｶｰﾝ」としかいいようが。
左から右へのベクトル幅がトンデモなかった。
　まあ勧善懲悪、という訳ではないので、ごまかし方とその詳細設定に混乱させられただけで、
しかもアマリをどう配置していいのか結局よく解らなかった・・・。
（まさか３シナリオ終わっても理解出来ないという自分の脳みそが憎いです）
設定として「基本的に一番盛り上がる部分で寝ている」というのがあったので、微妙に魅力を感じなかったのも確かです。

●ジゼル＠耳なの尻尾なの？

　アマリシナリオの対シナリオではあるんですが、その規模も見事なまでに対比的に小さく地味でした。
むしろこういうシナリオだけで良い、と思ったのは俺だけか？
まあそんなシナリオですら、主人公が空気どころか、イラネと思ったのも確か。
間違いなく、エコーとジゼルの物語であり、それで完結していて、
えちシーンを入れるために、主人公とただくっつけた、というのがにじみ出ていて残念極まりない。

●ニーナ＠戦闘方法と同じうっちゃり型

　まさかの根幹から覆し型、しかも放置する部分は完全に放置して放棄というシナリオにどう突っ込んでいいんですか先生。
　しかも一番のえち担当に見せかけて実は２度同じ事をしてるだけとかいうのもどうなのか。
　まあいいけどな、あの娘が幸せになってるんだから。

●リノ＠ちっぱい担当

　なんともあっさりネタバレ祭りが来ております。
ぶっちゃけ、ここまであっさりだと、いままであった葛藤とかが情けない。
　

●エレガノ＠空気読めすぎお嬢

　姉妹の絆云々としては悪くなかったとは思うが、結局はフレアシナリオ前座、というのが残念な所。
後、微妙なツンデレ展開を期待した俺が馬鹿だった。

●フレア＠いいのかそれで

　これだけ脳みそを必要とするストーリーのラストが間違いなく筋肉バカってどうなのか。
正直素直に「綺麗に風呂敷をたたむ気はない」と言い切って欲しい、いっそ。
恐らくたたまれてはいるんだが、そのたたみ方がプロフェッショナル使用なのではないか。

★シナリオ統括感想
　
　試行錯誤の努力は買いたいのですが、結局はその努力加減が「微妙」という、いつもの結果に繋がっているような気がします。
今回は、とにかく根幹の背景設定が大袈裟過ぎそして、主人公が「むしろ」不要、という、プレイヤー＝主人公としては、どうしようもない大きな壁が敗因でした。
何でこうしたこうなった・・・orz

★ラブキャラ：ごめん、居ない。

最終オススメ度　★★★　うーん、絵買いならまだしも・・・これだけ主人公不必要設定にされてると・・・

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