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忘れな草(致命傷ネタバレ考察)

 

ここから『忘れな草』のモロバレに近い
考察文を開始します。
嫌だという方は速攻お戻り下さい。

ネタバレに近い考察文
 

基本として、世界=少女セナの見る夢の中、という事でまとめられ、
一区切りするとまたバス停から繰り返すという永遠世界になってしまっている。
たぶんついでに都合の良い事は全部忘れる設定になっている。

ソラ→一番の加害者で被害者。現実、非現実の両点から見ても素晴らしい逃げ能力ではあるが、
同窓会行きを決めた時点で死亡フラグが立っている(森に入った時点でセナ夢に飲み込まれている)

 閉鎖的な村に住む6人の少年少女。
 大将、カイトはその性欲を妹のセナに向けたと思われる(ソラがカイトと同じ事をしようとしたという文があるため推察)。
セナはソラを頼り、二人で毎日逃げ隠れる生活をしていたが、カイトと同じ立場になりたいという異常思考から、
ソラはセナに乱暴してしまう(炭焼き小屋での小セナの怯えCG)。
 それでもなお、ソラを思慕し続けるセナ。
 カイトはセナだけではなく、ナズナとカズキにもその対象を向け、
結果、ナズナはカイトに向けられた鬱憤をカズキに性的行為で晴らしてしまう。
カイトの態度は誰にも止められないまま日々加速し、
ついに、カズキを丸池に落とし、溺死させてしまうという事にまで発展してしまう(ナズナシナリオへのフラグ)。
余りの衝撃の大きさに少年達は事件を全て忘れ、ソラは両親と共に村を出て行ってしまう。
カズキはそのまま、行方不明扱いとなり、そのまま死亡扱いとなってしまう。

こんな感じだと上手く繋がりそうな気がするんだが。
というか、カイトこれだけやっておいて、完全に傍観者状態なんだよなあ。

セナシナリオ(少女が森で見る夢)
 カズキが溺死したその後もセナはソラと炭焼き小屋で会う約束をしていた。
だがしかし、ソラはセナと会う事無く村を出て行ってしまい、ソラを追って森に入ってしまったセナは力尽き、死んでしまう。
死の直前の願いが「勿忘ヶ原」に届き、セナの願い=セナといつまでもセナと居られるように(永遠の繰り返し)が成就し、
「忘れな草」の物語が始まる。

 最終的にはセナ(の精神)が壊れ始め、ソラを襲い、性的接触を行ってしまう。
その影響で、ソラの精神も壊れ始め、欲を抑えられなくなったが、最終的にセナと想いを重ね合う。
だが、時既に遅く、同窓会にも間に合わないまま、セナは勿忘ヶ原にて消失してしまう。
セナの消失に耐えられなかったソラは森の中でセナを探したまま、死亡、亡霊となって、
セナを探し続けるという願いの形になってしまう。

ナズナ、カズキシナリオ(子供の罪の重さ)
 心的障害を持つカズキを性的暴力含め、いじめを行っていた、カイト。
ソラはそれに補助として荷担し、セナは止めることも出来なかった。
同時にカイトはナズナにも性的暴力を行っていた事があり、
ナズナはその鬱憤をカズキで果たしていた。それがエスカレートした結果、
カイト達はカズキを丸池で溺死させてしまう(丸池の白骨死体はカズキか?)。
全員がその衝撃に耐えられずカズキの死の記憶を封じてしまい、ソラはそのまま転校してしまう。
ただ、ナズナだけはカズキに対する罪の重さから、自分の中に「全員に復讐を果たすカズキ」を
(白い帽子の男)作り出し、同窓会で仲間を集め(同窓会の手紙の主はナズナ)、
復讐を遂げようとする。が、結果、ソラが罪を思い出し、
ナズナの罪を背負う事で共犯関係になる事で一旦の膠着を見せる、という感じ。
シナリオでも言ってますが、自分もあのカズキ(セナシナリオでのカズキ)だったら、復讐は望まないと思います。
(ラストの超バッド見てると復讐する気まんまんなんだが。あれが本筋とは微妙に思えない)

 これである程度の辻褄は合うんですが、子供の手とか、行方不明扱いな筈のカズキが遺影扱いになっていた点
(子供の死体は別でカズキの死が別の扱いになっている可能性もあるか?)とか、
ナズナがカズキの両親の家に下宿している点(多分嘘)とかどうにも解釈出来ない部分も残る。

カエデシナリオ(村の業)
 カエデシナリオでの同窓会の通知はカエデ。カエデなりの村を潰す事に対する謝罪を込めた企画の1つ。
もう一つが星祭りの復活。
カエデとしては、同窓会同様、人を喜ばせるための企画のつもりであったが、実際の星祭りというのは
生け贄を神に捧げるという村の隠してきた儀式であり、(星祭りに関する本のページの破かれている部分は、禁忌への警告、
及び、儀式に必要な生け贄及び儀式の結果の項目だと思われる)禁忌に触れた結果、カエデ自身が生け贄となってしまう。
基本的に、丸池に入水する=儀式の生け贄 であり、過去、丸池で溺れたソラは自らの希望(たぶん死にたくないとか)により、
願いという形で現存していた。
だが、カエデが新しい生け贄になったため、ソラという願いの形は消失(=ソラ消失)、
カエデの願いという形で新生したものと思われる。

ソラの溺死及び復活が本編シナリオに上手く混ぜられないため、
それがカエデの世界の中だけの話な話もあり得る。

スズネシナリオ(村の業その2)
 同窓会関係なし。夜の森でソラはスズネと出会い、お互いに心が惹かれあったのか、夜の間、共に時間を過ごすことになる。
限られた時間での出会いに耐えられなくなったソラが、陽が昇る時間までスズネを拘束してしまった所、
スズネの身体に火傷が出来はじめている事を見つけてしまう。
村の風土病(真偽は不明)で夜しか屋外に出られないという病を思い出し、
それでもお互いは惹かれ合い、スズネは朝の森でソラに抱かれ、それきり、スズネとは逢えなくなってしまった。


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