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秋色恋華 |
メーカー名:Purple software
プレイメディア:DVD プロテクト:無し 差分ファイル:有り 体験版/デモ:有り 原画:月杜尋、悠樹真琴 シナリオ:島津出水、北川晴、秋史恭、山田光一郎 ■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑)) 『女性にはいつだって秘密のひとつやふたつは持っているもの』 そうはいうけれど。自分がそんな事にかかわるなんて思っていなかった、秋の初め。 家族はいるものの、両親も家におらず、妹も実質家を出て。 一人暮らしなんていうシチュエーションにも関わらず、 何の盛り上がりもなく、穏やかに過ごしていた。 でも。なんてことのない日々が華やかに変わっていく。 --秘密を共有することで。 やって来た転校生・・・ならぬ、学園に復帰したプロテニスプレイヤー、伊吹。 世俗を離れているように見えるお嬢様、香澄。 男と一歩どころか、かなり距離をおく、真由。 幼馴染の関係に近い担任教師、英里子。 そして、グラビアアイドルをしている妹の葵。 彼女達と心を通わせる日々は一瞬で鮮やかに変わる紅葉のように素早く移ろう。 二人の関係と共に、密かに彼女達の秘密もほぐれていく。 ★購入理由:ベタ恋愛ゲーをたまには。 ★システム(★★★★) クイックセーブもありますが、使いやすいキャラ別アイコンのセーブは健在な上に、 コメントも入れられるという親切さには感心ですが、何故に全角だけですかね。 まあそもそも選択肢が殆どないのでそこまで充実しても使わなかったりするんですが。個別シナリオに入ると殆どないし。 ただ、設定のフォントはもうちょっと使いやすくするか、地色を付けるかした方がいいと思います。 オープニング後、放置すると何故か翼のプロモーションムービーが入ります。非攻略キャラなんですがねえ。 確認が微妙ですが、回想シーン、葵の3番目って隠しだった気がします。他のときは2つしか欄がなかったような。 まあでも、メニューの選択がちょっと動作おかしかったところもあったしなあ。 ★サウンド(★★★) OP/ED/BGM SE 声 安定した音楽でいいです。 OPはアニメーションな感じで音楽も悪くなかったです。 SEは少なめ。まあ学園恋愛ものという使うところの少ないジャンルですし。 声も妥当。やはり音楽はあまり外しませんな、ここは。 山場のシーンで歌が入るのは構いませんが、BGM並みに音は調整されるべきかと。声を阻害せんばかりなのはちょっと。 EDは基本的な個別CG回想。全てにエピローグがつき、葵のはEDが豪華仕様です。 ★CG(★★★★) 背景 立ちCG OP、ハイライト入れすぎ。背景は気持ち悪いぐらいレベルが高かったですが。 自然な動きも良かったんですが。 香澄のみ違う原画家さんですが、まあ別段いいかと。 どちらかといえば、立ちCGでのあの異常な髪の動きの方が気になりましたが。 ■攻略順■ ★Kの攻略順 伊吹→香澄→英里子→真由→葵 ★最終推奨攻略順 伊吹→香澄→英里子→真由→葵 ★攻略順について 基本的に全て個人話になってるので、好きな順でプレイすればいいかと。 私は評判を基準に、後は好み。英里子が真ん中に来てるのは好みからです。 相変わらずの攻略サイト頼りなんですが、たぶん、葵フラグをある程度立てないと、英里子と真由は進行できないのかもしれないので。 ストーリー的にはそんなにヒロイン同士はそんなに絡みませんし。協力イベントはあるんですが。 葵シナリオと英里子シナリオは絡んでいる部分はありますが、まあ、そこまでしまった感はないし。 一応パッケージ的メインは伊吹になってますが、メインは確実に葵。 エフェクトといい、エンディングの仕様といい扱いが断然違います。 ★主人公雑感 (名称変更:不可) 基本的にフラグはいつでも立てられる状態に仕立てあげられてるかと。 ただし、自分に向けての事は鈍感ぽいのだが(それがえちゲクオリティー)、他人の悩みをいつまでもうじうじ考えすぎるのがかなり減点。 そしてその考えをやめたくなったらあっさり放棄するのもかなり減点。 ★シナリオ雑感 やっぱり一定以上のレベルの作品は心地いいですねえ。(^_^) ちょっと2作ばかり不振が続いていたので、このだらだら加減がいい感じです。 まあそもそも学園恋愛なんてかったるい、っていう人種なんでどこまで続くか分かりませんが。 学園物=起床で開始って誰が決めたんですかね(笑) ★各キャラエンド雑感 ●伊吹@ネジ飛びだよもんテニスプレーヤー テニス少女。というよりあの次世代だよもんはどうよ? メイン扱いですが、私はむしろファースト扱い。 だって、この懐きっぷりといい、馬鹿そうっぷりといい、メイン系ではあるんですが。 語尾ウザイし(何か個人的人権を無視した発言)。 まあ、秘密云々は後回しっぽいのでいいか。 しかしこのゲーム、背景のモブが濃い。 特に教室中央にいるあの男は立ちキャラが2人になると必ず中央にくるのでかなり勘弁して欲しい。 ただ、今、ゲームセンターにいるんですが。 た、太鼓ゲーの前にマイラバーアルクと未亜がいるんですが!! 左の猫耳少女は怖いですが。 友達友達言ってますが、もう固有ルートですから! 最初の方に既に出てきましたが、蘭子さん。某ねらえの合体技な名前の彼女ですが、はっきり潔くて嫌いじゃないです。 むしろだよもん伊吹より好きです。 伊吹は悪くないんですが、こうも他人を気にかけすぎる主人公がかなり厳しいかなあ、とか。 自分のことならまだしもこうも他人の秘密に関して悩み続けるっていうのもなあ。 彼女を心配してるというより秘密の内容を知りたがってる風に思えたし。 そしてじわじわとライバルを蹴落としていく天然。 年上に出入り禁止令を出し、最大のライバルにまでいちゃいちゃぶりを見せ付けるという、 天然じゃなくて計算だったらゆるさねーぞコラな状態ですが。 でもここまでしてもまだ片思いなり両思いなりの展開もない友達同士。 ありえなさすぎて、なんかもう。 修学旅行編開始。 もう本当にネジというか天然というか、もうただの痛い子なんですが、伊吹。 恋愛関係になって、もう一線も越えたわけではあるんですが。 基本的に下ネタが好きなヒロイン達ではりますが、こう平気で周囲にも話すってのは痛いだろ。 つーか、青田さん・・・orz って誰だっけ・・・。 そして暴走する青い性(笑) たぶん、ラストフェイズ。 説明文が多いのが気にはなりますが、本当にそううまくいくなら参考になるのかもしれません。ランニングとかテニスとか。 まあ、土台がしっかりしてるので、いかに伊吹が天才系なのかが分かりやすいですが。 そして語られる、伊吹の秘密の素。 そして、いつのまにそんなに伊吹なしじゃ生きられないヘタレになったんですか主人公。 葵とかも苦しんでるのにほったらかしだし。やっぱ一線越えのせいですか? 山場終了。っていうか、だれですか、このヘタレ。 あのテニスコートのあの暴走が若さを感じますが。 髪を解くか結ったままなのかの選択肢には大喜びですよ?(解いて欲しい派) 後述の感じだと香澄ぐらいには一切しられてそうだよなあ。 周囲に迷惑かけまくりの男の腐ったの。自分で手を離しておいて、その行動が悲しいです。 終了。 まあ、都合が良すぎるのは王道なので、いいかと(いいのか?)。 そして、携帯電話の使い方がよかったなあ。 いつでもつながると思ってるからこその逆転思考は大変いいです。 EDからそのままエピローグ。笑顔で自分の欲しかった生活が手に入れられてる彼女はいいと思うんですが、 蘭子とか香澄とか主人公とか。良いように使われてる気がするのは自分だけですか? ・・・ていうか、葵はラスト確定だろう。こう健気だと涙が止まりませんよ? 結局、ヒロインを全て使ったのは良いと思いはするんですが、そこまで親しくなかったヒロイン達を使うのはどうかという気もします。 ●香澄@牛丼お嬢 どんな辱めよりも牛丼ライフを崩される事を恐れる女。 ていうか、2度同じネタで、もし3度目あったら勘弁してほしい所。 基本的に危機管理(店に黒塗りで来るとか、鍵を開けっぱなしにしてるとか)が足りない馬鹿。 お嬢系嫌いじゃないんですが、どうも馬鹿度高くて好みになれません。 あーでも、伊吹ルートでの覗かれてた?と思わんばかりのなんでも知ってる調での諭しは良かったです。 伊吹には神様扱いされてましたが、あれが、主人公が好きだったからの行動だったら、萌えるんだけどなあ。ありえないし。 人柄的に良い子なのでプレイが楽しいです。逆ギレモードも可愛いし。 ただ、やることが奇抜。修学旅行という一大イベントをすっぽかすなんてゲーム、初めてですよ? あと、伊吹よりもヒロイン協力具合が良い。翼まで出てくるのは嬉しいなあ。 そして、ここまで来ても相変わらず恋愛模様がないんですが。 そして一気に走り去り。 つーか、ここまでヒロインがゴーイングなのが揃ってるとは。 えちする=好きになる というより好きにさせてるというか欲望に飲み込まれるというか。 まあ展開も正直、おまけ扱いといっていいぬるい展開でしたけど。 でもまあ伊吹の時のタイムアップだから終了、みたいな展開・・・でしたね、こちらも。 父親との確執が一番ぬるかったけど、でも主人公と会える時点でこれに意味があるのかどうか。 あーあと、香澄の察しの良すぎっぷりには驚きました。 これなら他キャラの時も活躍できるってもんですが、・・・でも自分のシナリオのエピローグがあれじゃあなあ。香澄らしいですが。 ●英里子@ガネ女教師 メガーですが、年上は嫌いじゃありません。 ていうか、教師と生徒しかも昔有りと解れば意気込みは一番に近いですよ? しかも勝手にフラグ立ってると思い込んでることにしてます。 まあ過去はともあれ、現在屋根を伝って主人公の家に時間問わずに来るって、ストーカーよりも怖いです。 効率を求めてプレイすると、葵と真由と英里子が見事にかぶるので、ちょっとした修羅場が見られます。 っていうか、いいイベントが乱立するんですが。 状況的にはハーレム構築。 特に、葵が嫉妬丸出しなんで(攻撃を辞さないぐらい。真由のハンカチとか部屋の窓は葵の仕業) 結構面白いですが。 まあ、あそこまで嫉妬深い妹を好きになれるかというと、決してそうではないんですが。 イベント的に一番高いのはやはり葵イベントなので(強制別離イベントが立ってる)一番盛り上がりますが。 あ、そういえば、秘密、という共通性がこのゲームにはありますが、 強制別離イベントもありますなあ。伊吹と香澄と葵だけしか見つけてませんが。 そして、今までで一番盛り上がらない結果ってどういう事ですか? そんなプレイヤーを一気においていく実は系ってそりゃどうよ? 今まで、そんなそぶりを主人公が見せたか? いや見せてねえ。 葵はともかく、英里子とはそういう色々があったんだから、そういう過去をにじませるとか、 主人公側の気持ちを滲ませるエピソードぐらい用意してくれよう! この一気に置いていかれるこの気持ちをどうしたらいいのさ!<どうもするな そして油断の多すぎる英里子。 当然の報いとしか言えないイベントからこの状況ですから仕方ないかと。 あの状況を見られれば当然だろうに。 強制別離発動。 そしていい大人が一人暮らしとかは考えないのかとか思わなくも。 そして前回の反省を活かさず、休日だからという理由でおおっぴらに行動する馬鹿ップル。 ため息しか出ませんよ? ・・・本当に大人の行動じゃないなあ。 ていうか、さり気に『見られたい願望』があるのかこいつら。 終了。 思わず漏れ出たこの呟きが私の感想の全てかと。 「つまんね」 ・・・自分で言うのも何ですが、酷い一言ですが、ホント、正直そう思える状況でして。 こんなぬるぬるな展開でいいんかい、いいんだよパープルだから(それなりに褒めてる) もうちょっと葵への告白とか、二人の明るい未来へのイベントを濃く出来なかったかと。 ごめん、恋愛物のえちゲあんまりしてなかったせいか? ●真由@ビンボー ・・・でいいんですかね?記号がないんですよ。あと、無愛想、か? 秘密って結局あった? でも翼ちゃんは大変愛らしくてよろしいですよ? つーか、一番人気のキャラが必ず攻略対象外(でファンディスクでメイン張る)なこの伝統は勘弁して欲しいなあ。 うーむ。貧乏であることは別段秘密にしてないし、ただ、異性と話すのが苦手だってだけだから、 秘密っていうのはないのではないかと。 そしてのんびり進む話。またーりまたり。 翼ちゃんはやたらおませさんですが、可愛いです。いや、恋人とかじゃなくて、妹にしたいなあ。 私、TGのオリジナルバージョンやってるんですが、だから尚更真由シナリオには入れます。 ていうか、このバージョン入れたほうが盛り上がれるんだけどなあ。 (ずいぶん昔にやったのであやふやですが、既に真由は・・・というストーリー開始前の話です) そういや、キーワードとして、秘密、強制別離、とありますが、 ヒロインは凡人ではないというのもありますなあ。 いつだって、凡人の自分と比べて主人公が凹むというシーンがあるし。 でも凹むだけで、だからこそがんばろうっていうのがないのがどうもなあ。 CG枚数的には他と大差ないんですが、足りてないというか思慮が足りないというか。 どうして脱がせたシャツが元に戻ってるよとか。どうにかできなかったのかなあ。 そして、強制別離発動。うわあ。大好きですよ、この別離は。 ええええ、大好きですよ、こういうの! まあ翼が強すぎて、他ヒロインは確実に出番さえほとんどなくなってますが(協力イベントもない) 終了。まあ、一番ちゃんと構成がしていたシナリオでした。 奇特なこともなかったので、一番落ち着きやすかったのかもしれませんが。 まあ翼という強力なサポーターがいたしなあ。 でも今までで一番面白かったシナリオでした。 いや・・・別離シナリオのせいじゃ・・・・ない・・・ですヨ? ●葵@妹アイドル グラビアアイドルというにはやはり色々足りない気がするのは私だけでしょうか。 評価は非常に高く、私もメインに据えましたが、好み的にはかなり下のほうだったりします。 あーでもあのおにいちゃん大好きっぷりと、別ヒロインとうまくいってる頃のせつない独白を聞いてるとやはりラストは確定だなあ、と。 でもぶっちゃけ、妹(義理であれそうでなくても)って苦手なんですよ。 あ、キーワードはけーん。安心安心。やっぱり、その辺は気になるんですよ。 いくら○フ倫がok出しても。 うむう。メインとしては出力が弱いかな。 押し流されるというか、ヒロインが全員押し強いし、というか、主人公が弱いし。 葵までこうも恋愛過程が弱いとは・・・。正直ショック・・・。 ていうか、葵シナリオ見てると英里子がかわいそうですよ流石に。 終了。葵がラストで大確定。 ていうか、ここまでの豪華使用エンディング大円団でラストじゃないのは惜しすぎる。 豪華だったなあ。アイドル、というのをフルに使ったシナリオだったし。 そしてどこまでも葵らしかったのが良かったです。 ★シナリオ統括感想 やはりパープルといえばヌル・・・いえ、適度にほのぼの恋愛だなあ、とか。 辛らつな設定があってもヌル回避できちゃうんだよなあ。いいんですが。 最終オススメ度 ★★★ パープル好きなら。 |
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