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青と蒼のしずく -a calling from tears- |
メーカー名:Lass
プレイメディア:CD プロテクト:無し 差分ファイル:有り 体験版/デモ:無し 原画:萩原音泉、霧生紫苑 シナリオ:LEGIOん、剣技マナ ■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑)) 原因不明の海水面上昇により、様々な大地が沈んでいった、今から少し未来の話。 未来と言っても、多少機械が進化したぐらいで、変わらないものは変わらない。 学園だって、そこに生活する少年少女も大して今と変わらない。 そんな普通の生活を送る少年。 人外なぐらい性方面に走る親友やら、人外としか思えない運動能力で親友を駆逐する幼馴染やら。 そんな人間と仲良くしているものの、ぼんやりするぐらいしか趣味のない普通の少年。 しかし、世界は時間と共に移っていく。良い方向にも悪い方向にも。 そしてそれは少年に出会いと変化をもたらしていく。 だらしのない彼の生活に活を入れてくれる幼馴染、愛夏。 変人の父親が息子にも話さずにつれて来た、 再婚相手との義理の妹になる、主人公に暴力的な拒否感を示す、外面のいい果。 とんでもないところで出会うことになるおっとりとした先輩、綾乃。 廊下でぶつかって出会った吃音症の少女、璃音。 天から主人公の目の前に降ってきた、未来の人間を補佐すべく誕生した少女、ルゥ。 平凡な現実と、起こりえない非現実。そして思い知らされる現実。 少年は今、その境界線に立っていた。そうとは知らずに。 ★購入理由:今しかないと思ったので。・・・ええ、あんなんなってたら、ねえ。 ★システム(★★★★) 回想がないというえちゲーとしては問題のある基本システムは多少問題があるものの、 セーブ、ロードとかは基本的にある、というぐらいなんですが、 (クイックセーブが右クリックじゃないとわからないというのもどうかとか思うし) デビュー作としては佳作以上。優秀なシステムだったかと。 目パチ、口パク、表情多し、な上にキャラを動かすエフェクト、 バトルのミニウインドウ、台詞のデュアル、台詞ウインドウの重なりなど、 そんなに頑張るか! と驚嘆できる頑張り具合かと。 ★サウンド(★★★★) OP/ED/BGM SE 声 OPもEDも普通。だからこそ好みに作ってくれておぢさん感激。しかも歌がなんかいいんですよ。OPもEDも。 OPはアニメーションだったりしないで、これからのシナリオを期待させるような出来だし、 EDはヒロインのCGを使ったフィルム仕立て。 SEは無かったと思う。あったとしても全然印象にないんですが。 声はルゥとか璃音とか特徴のある子たちもいいんですが、何しろヒロッチョが良すぎ。 ★CG(★★★★) 背景 立ちCG まあぶっちゃけ、ヒロインなのに微妙な表情が多すぎるのはどうかと思うんですが。 かわいくないとかじゃなくてキモイのとか。ガンたれてるチビキャラもあんまりだし。 でも、かなり細かく作ってあるのは驚きでした。ヒロインの唇の色はあんなに気持ち悪いのに。 ヒロッチョは生理的に気分悪くなりそうな顔だし、十三なんてもう酷すぎるのに。 目パチや、表情差分、エフェクト的な動き等々かなりの頑張り具合です。 ■攻略順■ ※ルゥは2周目から攻略可能です。 ★Kの攻略順 綾乃(BAD→TRUE)→璃音→愛夏(NORMAL→TRUE)→果(BAD→TRUE)→ルゥ ★最終推奨攻略順 璃音→愛夏(NORMAL→TRUE)→果(BAD→TRUE)→綾乃(BAD→TRUE)→ルゥ ★攻略順について キャラ順はともかく、バッドとかトゥルーとかの順番は遵守推奨。特に果のバッドは超バッド。 基本的にファンタジー有り、ロボ有り、感動あり、普通恋愛有り、と海没は別段関係なく色々あります。 最終推奨攻略順は設定的に分けちゃってます。 ★主人公雑感 (名称変更:不可) 地味。 周囲の人間ははっちゃけているだけに余計に地味。 前世がナマケモノなのんびり大好き人間な割りに、行動もするし言動もいいさわやかさん。 ただ、ライターの特徴か、微妙に固有に入ると違う人なんですが、まあ許容範囲かと。 しかし、のんびり鈍感なだけに、最低の部分は最低の人間。 まあそこまで推し量れないのかもですが、それでもプレイヤーの胃痛の原因。 ★シナリオ雑感 私の別のどこかのページをお読みの方はご存知かと思いますが、体験版をものすごい昔にプレイしてまして、 『褒めないページ』として微妙になっていたページで好感をもってプレイを終了できた数少ない作品の一つであります。 基本的に主人公云々よりもヒロッチョに好感が持てるかで購入を決めるべき作品だと思います。 最後までああいう奴だし、最後まで絡むので、生理的に駄目だという人は回避すべき。 ちなみに、自分はヒロッチョは最初キモくて仕方の無かった自分ですが、今じゃ一番のお気に入り。 ただし、十三はいまだに絵がキモくて駄目です。主人公があんな顔だったらどうしよう。どうもするな。 というわけで(?)、ヒロインに走る前の『バトル』は面白いと思ってます。 ・・・主人公がどうしようもなく地味なんですがね・・・ ★各キャラエンド雑感 ●綾乃@おっとりおねえさん 神出鬼没な緑茶大好きお姉さん。あまりにもおっとりしすぎてて余り好みではないんですが。 ていうか、凄まじく一気にプレイしちゃいました。 たぶん2周目からは飽きるんでしょうが、やはり愛夏とヒロッチョのバトルとか、発言は楽しいです。 その分、果への嫌悪は増す一方ですが。 その中でも言動がめちゃくちゃな綾乃ですが、可愛かったです。 恋愛の流れについていつだって文句を言う自分ですが、まあこの流れは口を挟みません。 なんかほのぼのしすぎてて。 で一気に流れが非現実世界へ。 ひゃっほー! 非現実!! さて、一気にラストまで行って来ます。 NORMALっていう扱いになってたエンディングに行ってきたんですが。 は、ははは・・・・・・ガクガクブルブル さ、ささささつつぎいいこうっと! あ、ちなみに、ガクブルものですが、このエンディングを見てからトゥルーへ行った方がちょびっとよかったです。 トゥルー: はぁうううう。明確な返事が欲しかったんですが、まあ無粋過ぎですが。 まあなんともまあ綾乃らしいですなあ。おっとりとしつつも狙った獲物は逃がさないというか(ニヤリ) 確約できない未来で満足できるのが若いからこそ出来ることだよなあ、とか年寄りは思いました。自分なら無理。 ●璃音@あうあうメガー 一気にプレイ終了。 まあ面白かったのもありますが、『バトル』をスキップした事と、プレイ時間が実際短かった事があるかと。 ドジッ娘(配分少)で近づくなオーラ有り(大目)でメガーで、吃音持ちの娘。 吃音については経験ないので、あのエンディングまでいく事なのかが掴めませんでしたが、 縋る対象があったという点、かつ、感情の振幅の異常に激しい娘だと考えると、 ああいう事になるかもなと。 余り好きになれませんでした。 本当に好きなのか? と最後まで疑ってましたし。 あれだけ、振幅激しいと間違いなく、怨恨とかトーキンとかしそうで怖すぎ。 ていうか、別に心が揺れることが出来たらあっさり捨てられそう、主人公。 どっちかっていうと、主人公の気持ちの方に共感持てました(まああんなキャラ嫌だが)。 ●愛夏@地上最強の雌 愛夏シナリオというよりも、ぶっちゃけ、これから3作続くことになる、 『喰えない伝説』の幕開けシナリオとか思っちゃってる人いるんではないでしょうか。 自分、そう思ってます。 だってさあ。 ヒロイン達より断然可愛いじゃん? お似合いじゃん? あんなに大人しいし、性格だと全くキャラ立ってないからヒロイン戦で敗北したのかもだけど。 ・・・と、最初は思ってたんですよ。最初は。 システム面とかで高評価なんですが、微妙な部分でも嬉しい良さが。 綾乃と屋上で出会わず、セカンドコンタクトに至ったわけなんですが、 ここでちゃんと初対面として挨拶しているという嬉しい部分が。 こういう所、ふつうのメーカーは平気でさももう出会った事があるかの様にデフォルトのメッセージ使うので、 是非見習ってほしいです。 伝説第一幕終了。え、な、ななな何これ。ちちちちちょととおおま、ままて。 ぎにゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!! はあふう(深呼吸) うあああ。駄目なもの色々ある自分ですが、これは第一種扱いにしていいぐらい苦手モード発令。 えっと。こ、攻略、攻略。 ・・・(穴が開くほど攻略ページ閲覧中)・・・ 間違って・・・ない・・・・orz 嫌な予感しかしませんよ。本気で勘弁して欲しいなあ。 自分が動かしている主人公に殺意が漲る今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。 知らないうちにぷちっとハーレムを構築中なのがたまらなく嫌です。 あれだけ大嫌いな果のシナリオの方がマシかもしれません。 愛夏の可愛らしさにきゅんとかしながらも今後の黒くて濁ったものの事を考えるとどうしようもなく嫌になります。 幸せそうな奈々子を見てるだけで胃が痛くなります。 だからこそなのか、ヒロッチョがやたら良い男に見えるんですが幻覚ですか。 最低。本気でこの男最低。死ね死ね死んでしまえええ!!! 愛夏も奈々子もどこがいいんだこんな男の。 だから嫌なんだよ学園ものって! 突飛な事がないからこういう別の意味で胃がギリギリと痛くなるような話ばかりじゃないか!! 胃が痛いなあ、凄く痛いなあ。 なんていうか、ごめん、奈々子はいいんだ、まだ。 だがしかし。 ヒロッチョに申し訳がないかなあ、とか思うのだが、俺脳腐ってる? 判ってます、完全に現実逃避をし始めた訳ですよ。 1秒で効く胃薬が欲しい。 いやだいやだいやだいやだいやだ。 ていうか半ば逆ギレ気味。 好きならさっさと好きって言っちまえよ愛夏! 判ってるなら好きとか強制するなよ奈々子!! この女ども! とかもうどうしようもない最低な奴っぷりに逆ギレし始めてます。 そして、奈々子への好感度は著しく下がってます。 まあそもそも、秘密にしてって段階でどうよ?とか思ったんですが。 いい奴だよヒロッチョ・・・。君のテンションがなければもうギブアップしていいぐらい、 プレイが苦痛です。 すげえ、凄すぎるぞ、漢だヒロッチョ!! 格好良すぎる!! ・・・まあ難点はたぶんそれがごく身近な人にしかその態度が持続しないことなんでしょうが。 ふうう。まあ、落ち着きました。 元鞘というかまあこうでもないと意識すらしなかったでしょうしなあ、お互いに。 しかし、ここでの愛夏の声優さんの演技は見事です。 さて、ノーマルエンドに行って来ます(これだけ盛り上がってノーマルってどうよとか思うが) えっと、自分弱虫なんでこのエンディングで十分幸せですが。 あーCGとかはありませんが、バトル付ですので楽しめました。 さて、幸せになってきます! えっと。あの・・・。同居人の有無を確認して頂けると精神がもっと安らぐんですが。 終了。まあなんつーか。 所詮、ツンデレ系には弱いというのが思い知らされました。 バトルの後の一言で キシェエエエエエエエエ!!!! と意味不明の叫び声で萌えを表現したのは自分です。ハイ。 まあその前にも街中でお姫様抱っことか伝家の宝刀振りかざされれば祭も開催されるってもんですが。 可愛かったなあ、愛夏。 超蛇足ですが。奈々子の事が完全に放置のままのエンディングが微妙。 いや、持ち出されても困るんですが、前もってもっとはっきりしておくべきだったんじゃ・・・。 まっっっっっっっっっっっっったく出ないし、話にも上らないって。 でもまあ、私は奈々子狙いで他の作品を買う気はなくなりましたが。もっと純粋なだけの子でいて欲しかった・・・。 ●果@足技の王 自分でもなんで愛夏よりも後にしてるのか非常に不満なぐらい好きじゃありません。 嫌悪といっていいぐらい嫌い。 自分、確かにツンデレ系好きですが、こういう一方的に攻めるだけの女って大嫌いですよ? 何でこんなの相手にしなきゃなんないん? えっと。今、バッドエンドに行ってきました。 そりゃあ、大嫌いだよ果。入力なんて「か」とかで済ませてるよ? でも、ちょっっとフェミニストとしては、このエンディングはキツ過ぎる。 確かにいい加減痛い目にでも会えばいいんだこのアマとか思ってました。ましたよ? ・・・でも流石に、なあ。 ・・・・・しかし、ひっそりと仕方ないよなあ、果だもの、とか思う黒い自分がいますが(最低) さーて、餌付けて来ますか! 本当に餌付けでフラグねじ込みましたが。 ひとまず、ヒロッチョVS果の料理勝負は全プレイをお奨めします。 個人的にはラーメンとパフェが。特にパフェが。 あーちなみに満腹の時とかのプレイはお奨めしません。絵はかけてあるんですが、テキスト表現がちゃんとされてるので。 で。・・・はあ。つーか、全然流されるままですよ。 いつ好きになったのかなんてまったくわかりませんし、私は未だに好きじゃない。 終了。うむう。ラストの展開は普通に良しだし、最後の最後で微妙にデレきたので文句もないが。 まあ、普通に普通でした。 ●ルゥ@今週のロボ子さん 嫌いじゃないし、むしろ好感が持てるんですが、ロボ。どうなんだロボ。 というか、この娘ッコは危険水位レベルじゃなかろうかとか。 でも可愛い。 あの恐ろしい女を相手にしてきただけに癒しレベルが尋常じゃない。 しかも、頭なでなで可だ。 たまらん! それゆえにこのバッドエンドは痛々しすぎるんですが先生。 つーか、こういう純愛系になんでこんなバッドつけるかなあ。 でわTRUE、行って来ます! 興奮してるとか言われてますが、内心(自分)はちょっと退いてます。 どう考えてもそんな事してる場合じゃないつーか、1本とはいえ、しくじったら間違いなくお迎えが来ますよ? 終了。大きなお兄さん達には不満が残るかもですが、自分的には満足。 ていうか、何でこっちのはこれなのにあっちのは駄目なん?とかの不満があるものの、 ルゥラストは大確定で。まあご都合主義過ぎやしねえかとか、逃げ足が良すぎる割に行動が大胆な女が気になりますが。 でも良かったです。 ★シナリオ統括感想 サブキャラが良い、というのは良い作品の利点ではありますが、こう主人公の全てを上回ってまうと (外見とか内見とかじゃなくキャラが)それはそれで問題が。っていうか、余りにも動かない主人公なのが問題だよなあ。 話的には色々詰めあわされて満足の出来だし、設定とかの風呂敷も全部閉じられたので満足してます。 ★ラブキャラ:ヒロッチョ 最終オススメ度 ★★★ 無理をしてまでかと言われれば疑問だが、まあ満足。 |
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