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朝の来ない夜に抱かれて -ETERNAL NIGHT-

 

メーカー名:F&C(FC03/Dreamsoft) ※紹介HPはDreamsoft、差分はF&Cにあります。
差分ファイル有り デモ他:有り
原画てくてく  シナリオ:素浪人
■ゲーム概要(ほぼK作。別の話になってやしないかこれ…(笑))
 
−−始まりは暗い暗い蔵の中−−
幼かった主人公、八雲辰人は草馬美空と出逢った。
それから続く長い幼なじみという関係は「周囲からは公認のカップルだけど実際はただの幼なじみ」という、
はがゆい関係を産み出し、美空の心に暗い闇を産み出していった。
そんな折、暗い蔵の中で辰人は美空を狙った「異界の門」から出てきた異形の鬼から美空を庇い、殺されてしまう。
そのまま美空を殺そうとする鬼は狙った瞬間、あっという間に殺されてしまう。
 −−殺したのは「邪神・無貌の神」との契約を交わし、自ら異形として還った辰人。
辰人は美空の記憶を消し、美空と結ばれ、平穏な日々を過ごしていく。
もちろん、契約は契約。
無貌の神の望みである「4つの門と、門に召還された異形の抹殺」のため、
神に召還された、闇の図書館の司書である都子と共に、
周囲に起こり始める事件を解いたり、「人の恐怖を形になぞった」異形と闘うことになる。

−歯車が回る。巻き込まれるのは、
 勝ち気ながらも従順な恋人の美空。
 毒舌家な闇の図書館の司書で魔書のしもべである都子。
 深い愛情の持ち主で、学校の教師でもあるパトリシア。
 孤独を滲ませる後輩の珠姫。
 基本では元気で明るいが、トラウマにより辰人の子分化している従妹のゆかり。

全ては日本古来からの運命の歯車。
神と人と異形との朝の来ない夜に抱かれた暗き闘いが始まる。

★システム(★★★★)
 
 さすが老舗らしい安定度でした。保存はちょっと少な目でしたが。
ただ、セーブに章毎のセーブがあったら良かったなぁ。せっかく次回予告まであったんだしさぁ。
エンディングから切れ目なく次の章へ行くとなるといちいち同じED、OPというのは見る気無くします。

★サウンド(★★★★★★★★というか主人公声は最強) OP/ED 声
 
 …冷静に公平にできません。
 勢いのあるOP、静かな映画風のエンディング、最高です。
 そして。そしてそして! 声!声は脳死確定というか、死ねというか殺す!(笑)
女性の声優さんなんかどうでもいいのです!(嘘です、良かったですよ)
主人公の声、最高!ルネサンス山田さん、どうも有り難う!
主人公の声があるという斬新かつ恐らく主人公=自分で見ている人には不評であったろうと思われますが。
私には身もだえる程よろしゅうございましたよ。

★CG(★★★★★★★★というか主人公最強)
 
 好みが分かれる感じの特徴のある絵ですが、私的には好きです、とくに主人公は!
立ちCGなどあんなにイケてないのに素晴らしく格好良く見えたのはまさにスキー場の男のようです(笑)


■攻略順■
 
 基本的に美空というメインヒロインが確定してますので、一本道です。
ただし、合間の浮気心キャラ(都子、パトリシア、ゆかり、珠姫)はいっぺんに選べないので要複数プレイです。
えちも色々あるのでセーブやロード、スキップ等使って回収しましょう。
特に都子との会話は失敗するとスキップされちゃいますので一本道の割には全プレイするなら攻略使った方が楽かも…


★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 熱く語ると永遠に語りかねないのですが、こういうゲームのキャラとしては最強で最愛です。
あんなに顔悪いのに(笑←ヒデエ)格好良いCG2枚しかないのに。何であんなに好みだったのかしら。
この際、声はパーフェクトだから除外したとしても好み。
どうも純愛と陵辱を兼ね備えたゲームにありがちな、
いきなり性格が豹変したように女の子達を喰っちゃう様なのと違うからだと思います。
 後えちゲで一番好みの男性はと答えるとすると『ランス様』だからなぁ、私。
表面的にはかなりアウトローでエッチでおちゃらけていて、泰然的。内面では微妙に奥手で、純情。
基本的に淡泊とかそういうのにほとんど興味のない主人公っていうのはどうも納得しかねないものがあるので…
や、そういう心情の変化がシナリオに埋め込まれているか、ユーザーに喚起させるストーリーなら大喜びですけどね。
ただ、『あ、違うスイッチ入っちゃった♪テヘ♪』みたいなのは嫌なのですよ、だからこの主人公には大変乗れました。
そういう態度とっても違和感が無かったのが良かったのかも。

★キャラ雑感(ルートは1つしかないのでキャラの感想を)
 
■美空:
主人公との昼と夜の強弱の逆転具合がたまらないヒロイン。
なんかアレですね、この子とのからみは本当にのめりました。
ただ、あの最終章のあっさり元に戻る辺りはちょっと葛藤とか欲しかったような…いや、今でも十分ご馳走様なのですがね。
■都子:
あの自分の気持ちを認め切れてないというか解ってない具合がたまりません。
声可愛いし。やはり自分は小さい子が好きなのかと認めてしまいそうになりました。
■パトリシア:
パトリシアと珠姫のからみの章が一番、
『いっぺんに複数の女の子を惚れさせる』かが凄くうまくできていたのがたまりませんでした。
ハーレム万歳(笑)
…それはともかく、個人的にはこの人も大好きですよ。惚れた男は好きじゃないのですが。
どうしてアッチで彼女とうまくやれてるのかね、奴は。
■珠姫:
彼女メインの話でのあの主人公のラストの台詞はハーレム主義者としては名言でした。
そうよね、多すぎたのよね(笑)
嫌いじゃないですが、上位3人が強すぎましたね。可愛いのですけど。
■ゆかり:お気に入りの設定が多かったのでこのダークな部分を詰め込ませようと作られた感のあるこの子はどうも…
ごめん、ぶっちゃけ駄目。キャラとしてのシナリオがらみの必要性が感じられなくて。
主人公の奴隷(笑)としてのあの本能としての隷属性は大好きですけど。らじゃ!とか。

★シナリオ統括感想(★★★★★)
 
 
 一応コンプリートしました。後はCGゲットだけなのですが。えちいのだけだとどうも…やるか微妙。
(ゆかりのとパトリシアのをやってません)
あーでもパトリシアとどうなったかはちゃんと見たいというか見ておけば最終章もっと燃えたのに。
評判あまり聞かないですが、それなりの評価をされてる某「水月」(某じゃないじゃん(笑))よりは私は楽しめました。
1本道ですが、無理もなかったし、感情的に入りやすかったし。
だからのめり込んで食事抜いたりするんだよ馬鹿は(笑)
CGコンプ狙うんだとしたら2回以上やんないといけないし。
それぞれの攻略とかあるとしたらこういう風には出来なかったよなぁとかとも思うし。
ほら誰かが幸せになると誰かが不幸に、としないとならないだろうし。ハーレムSS作るの簡単だと思うのよ(笑)
 ■ストーリー:流れ方がいい。無理が余りない。日本の伝奇伝承物好きなので余計に。
 ■おまけ:爆笑というか、ホント声の力って偉大。声でどうにかさせてるというか(笑)
残念な所を出すとすれば、
 ■重複が多すぎる:
  いやマヂで。マニュアルと壁紙とゲームがね…原画着彩ものがね…絵は仕方ないとしても。
章の区切りにしたいのでしょうが、同じオープニング、同じエンディング(終章のみ違うけどいっそ章毎のエンディングの方が芸が細かいってどうよ(笑))というのはキツイかと…
こういうの流行なの?
でもね。
そうするならそうするで次の章の頭までプレイしないとセーブ出来ないというのはかなりちょっと…やっちゃうじゃないですか続きを。
(メーカーの狙いに乗ってるのか?(笑))
セーブに章毎のセーブがあったら良かったなぁせっかく次回予告まであったんだしさぁ。
1回目以降のエンディングでは休憩に入ってパソコンの前にいないという暴挙に出ましたが。
  ■ゆかり:ごめん、いらないとか思っちゃった…(笑)
や、可愛いとは思うのよ可愛いとは。あーでも役立たず感が強いかと…

 エンディングがご都合主義な感がありますが。
ご都合主義や無理っぽいハッピーエンドなど、現実空間ではあり得ないものを得たくて二次元空間でゲームするわけですし。
いや、私はこういうのは大好きですよ、大好きですがね(笑)
やはり2次元世界でくらい幸せになりたいですから。

★ラブキャラ
 
八雲辰人以外に誰がいるんです
?(力強く)
最終オススメ度 冷静に見れば★★★、だが個人的に主人公は燃え死レベルというか現在最愛なので★★★★★★

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