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フォーチュンクッキー

 

メーカー名:smart
プレイメディア:DVD プロテクト:無し 差分ファイル:(唯ルート選択肢が適用前と後で違ってくる) 体験版/デモ:無
原画:有子瑶一  シナリオ:秋史恭、J・さいろー、たにみちNON (企画・原案:大澤ユキヲ(ivory))
■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑))
 
 
 「ちょっと大きめのが来そうなの」
夕食の席での母さんの発言が、今まででも十二分に色々な意味で騒がしかった我が家をさらに騒がしくさせた。
 父の死、財産の持ち逃げ、火事や物損事故 ありとあらゆる不幸は十数年前から次々と起こっていた。

不幸を呼び寄せ、かつ、不幸の程度をある程度予想できるという家長の佳恵母さんの不幸予報。

いままでだって、十分に災難だったのに、これからやってくるのは今までにないぐらい大規模な災難らしい。
その不幸に立ち向かう4人家族の鷹弥家。

 我が家に災難が訪れても、それを信じる事をせず、前向きな姿勢の唯姉ちゃん。
 我が家の災難を少しでも減らせているだろう、ラッキーガールの妹の恋。

訳アリのツギハギ家族だけど、その絆と団結さはそこらの家族以上の我が家。
そんな中手に入ってしまった、幸・不幸を回避できるかも知れない能力。
望むのは平和に家族で過ごせること。


★購入理由:奨められ、気になっていたので

★システム(★★★)
 
 久し振りの要DVDゲーム。いつも言ってますが、なんでDVDを入れておく必要があるんですか?
通常のセーブ、ロードのみ。日時のみの表示は少々残念。
意外とプレビュー画面ってあると、助かってるんだと再認識しました。
 あと、ウインドウメニューに、セーブとロードしかないのも若干気になります。せめて、スキップぐらいは置いて欲しい所。
後、スキップですが、自分、あんまりスキップを意識したこと無かったんですが、
既読スキップって、既読から未読になった際、止まるのは当然なんですが、
そのまま既読部分に入るときって自動でスキップされましたっけ?
初めてだった気がします。選択肢後そのままスキップの有無の選択肢があるのは知ってますが。
何度でも読みたくなるような盛り上がる部分をさくっと飛ばされてしまうのはどうなのかなあと。
でも、使ってみると便利なんだよなあ。

★サウンド OP/ED(★★★★★) BGM SE 声(★★★★)
 
 
主題歌にはゲームとかどうこうよりも散々お世話になったんで。
 OP的には懐かしいキャラクター紹介風味でしたが。
 EDはOPの2番。歌詞、凄く良いんだよなあ。映像は原画そのまま、イラスト集風味。ストーリーとは関係なし。
 SEは結構あります。ビールのプルタブ空ける音とか、暴風雨の雨音とか、頑張ってます。
 声は、ちょっと恋が気になります。
声高い上に小さすぎ。もうちょっと頑張りましょうレベルですねえ。他は良いかな。

★CG(★★★) 背景 立ちCG
 
 
頑張ってる、とは思うんですが。構図とか。
ただ、得意な方向と苦手な顔の方向があるらしく、絵が歪む時があります。
 でもEDの画像見てる限りでは構図含めて、凄くお上手な方なんですが。
でもよく見ると・・・瞳の描き方とか違う気が・・・き、気のせいだよな?


■攻略順■
※某サイトではDARKルートの表示があったんですが、自分は発見できなかったため、非表記とします。

 ★Kの攻略順
唯(BAD→TRUE)→佳恵→恋

 ★最終推奨攻略順
唯(BAD→TRUE)→佳恵→恋

 ★攻略順について
 ラストの状況考えても、恋がラストが良いと思います。
ただ、個人的には佳恵のラストも良かったんですが。
唯は、唯一バッドがあることから考えても先にしてしまうのがいいのかも。


★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 通常の萌えゲー主人公よりも性欲衝動が若干高めな青少年。
通常の鈍感スペックだと思っていると誰かみたいに主人公のエロ行為が耐えられなくなりますよー。

 ただ、それ以外は普通に家族思いの人間。
ちなみに病弱設定がありますが、シナリオ上には99%全く関係ありませんでした。

残念すぎた・・・・・orz

★シナリオ雑感
 
 
これで3回目のトライとなります、「フォーチュンクッキー」。
とあるシーンが、どうしても苦手で、進められずにいたんですが、
強制スキップでもなんでもして、どうにか越えてみせる事にしました。
いつも以上にツッコミというか愚痴が多いレビューになりそうな予感がヒシヒシとします。

 佳恵:こういう天然空気の年上というのは余り得意ではありません。唯がイライラするのが解る。
 唯:恋愛以前に姉御というか、遺伝子的に逆らえない風味。
 恋:まっったく恋心が芽生えません。妹としては可愛いんですが。頭なでたい。

ちなみに一番気に入っておるのは麻由奈ちゃんですが何か?
★各キャラエンド雑感
 
●唯:姉御とか呼びたい姉
 散々色々な所で書いてますが、自分が何度やっても越えられない、
唯ルートに出てくる「姉の下着で・・・」の辺りですが、こう防御レベルを最大にしてる上に、
主人公のキャラ補正が(間違った方向)でどうにかなりそうなんで、越えられそうです。
1行でさらりと書いてあるだけだし、良く呼んでみると、基本、俺えちいよ?
(背中流すとか、服の透けを見てるとか)
まあ期待していた純情主人公はもういないんですが、大丈夫だ!

だって俺(主人公)エロイし!←暗示完了 _| ̄|○

●唯バッド
 さて、バッドエンドに走ってきます。
CG回収含めてのルートらしいんで、折角完了した覚悟が逃げていくんですが。
ここまで家族の絆を第一にしてきた話だけにバッドは辛そうだなあ・・・orz
そもそもDARKエンドってどうなるのか・・・orz

わはははは!
はだエプのツボが理解できる妹! わはははは!

・・・・フラグというものを恋愛への意識発露だと考えると。
フラグが立たないで一気に越え・・・・越え!!!

うあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーorz
まあこういう場合、「こうするしかない」という選択肢しかないのは解るんですが。
せ、せめて、キスとか前もってはアカンですか・・・orz

でも上手い、と思うなあ、14日。うーん、流れは仕方ないけどいいんだ・・・

・・・うーん。バッドエンドルートだからなのか。

全食いしそうなんですけど!?

 某「家庭教師の夏」を全食いしてからルートを確定する、という理由から挫折した人間としては、
このシナリオを平然・・・とまではいかないものの、普通に乗り越えられそうなのが驚きです。
たぶん、例のあのシーンを乗り越えられたからではないかと思うんですが。

 うーん、冷静になって、シナリオを進めていますが、違和感を感じる部分も、
実際、ごまかしとか勢いとかシーン替えで乗り越えていってる部分もあるにしろ、
上手なシナリオでありますなあ。うまい読ませ方をするし、
若干の抵抗感を残しつつも、設定が、「仕方ない」を後押ししてくれます。

まあ、家族の絆とは違う方向に進み始めている模様ですが・・・
ただ、これも幼少のエピソードがあるので、唯VS恋を眺める事が可能です。

と褒めたそばからこれかーーーーーーーーーーーー!
とにかく、性に対して「耐える」の選択肢がないな! 鷹弥家!
運気何処いったーーーーーーーーーー!!

うーん、ひたすら、恋が知ったら泣きそうです。

 シナリオが大きな不幸とか来る前に荒波立て始めました。唯・・・。
その前に、○親相○の方がいいってその思考まずいですからーーーーーーーーー!

 唯のためのシナリオ、と考えると、良いシナリオなんですが、
恋にはひたすら酷い事をしてるシナリオだよなコレ。家族どこいった・・・・orz

恋が怖すぎます先生。
正直、ラストは恋しかねえ!とか思ってたんですが、こんなに怖い娘と俺結ばれるの嫌・・・
昨今このゲームを作り直させたら、バッドエンドは間違いなくヤンデレる。

ガクガクブルブル

不幸云々の前に、家庭崩壊は目の前です。

怖い恋。
暴走する唯。
全く出て気もしない、母親なはずの佳恵。

うーん。
そして、平然と切り替わるシナ・・いや、テキスト。
 凄く納得も理解もしにくい事をこの妹様はおっしゃいますよ?
・・・自分は謝りもしないのに人には謝らせるのか・・・
・・・まあフラグ云々の前に、恋を撃沈しましたんで、恋が謝らない気持ちも解るんですが。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

うーん、見事なまでに、針のひと付きで綻びそうなご家庭ですなあ。

 うーん、という単語が常に感想に付きまとうゲームですなあ。
冷静になりたいのか、暴走したいのか。
表面的には「家族」であろうとするためにという単語は出るし、行動するんですが、
いざ蓋を開けると、暴走しかしてないよな? 遠慮とかの単語が別な方向でないよな?
・・・廊下に人が!人がああああ!

しかしまあ、あっさりだなー。主人公も俺も普通に聞き返したいぐらいに。

バッド大確定。唯ハッピーは見てないんですが、唯には悪いけど、何というか、
自分(主人公)の身に不幸が降りかかるなら、それは自業自得以外の何者でもないなあ、とか思ってます。

未だに、ワンルート、ワンヒロイン派 ですから!

 バッド。うーん、まあ主人公も、ですが、唯の方がどちらかというと、自業自得度高いからなあ。
まあ痛い苦しいとかはなく、淡々と数行、のエンドですから、辛いの嫌な人にも行けると思います。
まあ、敗因は、唯が周りを結局は信じなかったのが敗因なのではないかと。

●ダークエンド(失敗)
 さて、ダークルートに言ってきますが、音の響きがバッドよりも嫌ーな気がするんですが。
なんつーか、いつかの修羅場の挙げ句の果てとかだけは勘弁してくれよ・・・うーむ。

 いやあ、助かってますが、これでいいのかのスキップで話を進めてます。

「責任のとれないような事をしないようにね」(奈々子)

・・・・もうどうにもならん直前まで行ってるので、責任はもうとれません、奈々子さん!

 うわあ・・・。確かにバッドというよりダークだ。

相変わらず怖い恋
暴走し過ぎて一回転してる風味の唯
突っ切れちゃった佳恵。
挙げ句の果てに、暴走して流されるままの役に立たない主人公。

怖いー。

えっと。パッチは入ってる筈です。
筈、なんですが。
ダークエンドに行かないよー。バッドエンドで終了です。
最後の選択肢に問題あるのかもしれませんが、一応先に唯ルート、終わらせちゃいます。

●TRUE
 台詞はいいんですが、自分が、フラグ立てる流れで慣れてるから、この突拍子も無さでまごつきます。
実感が湧きにくいというか。
正直、恋はいいんですよ。ああ全身でスキスキ言ってる娘ですし。
 ただ、何かのスイッチが入ったように恋愛感情を示す唯がな・・・orz

 何というか、噴出する黒い部分は全部無かった事にしてる気がするのは自分だけでしょうか。
でも、それ以外はいいんだ!台詞とかスゲー良いんだ!
でも、「でも」が出るんだよなあ。

●佳恵:天然のほほん母
 お母さんなのに、発言以外はスペックが低いのが気になります。ダウナーだし。

あの恋の母親なんだなあ、という事を知った、唯ダークルート。
怖い怖いあの笑顔がいつ何処で出るのか非常に気になります。

 し、終了。
・・・だ、ダークルートは?
・・・・・・・・というか、ダークルートってあの、恋のあの辺の事であって、エンド名じゃなく?

ふっつーに佳恵エンドを迎えちゃいましたよ?
修羅場る事もなく、普通に流れていって、普通に恋人同士みたいに、ハッピーに終わりましたよ?
正直、えちばかりで、それ以外のシーンはスキップの箇所だった気がやたらしますが、
それでもエンディングは唯より良かったんじゃないかなあ。

まあ、お母さんには子供達は敵わないやね。

(※佳恵TRUEの流れで行ってみたんですが、えちシーンが2つばかり多いだけでエンディングは
まったく同じでした。)

 今更ですが、えちいです。このゲーム。
最近言葉に敏感だったんですが、設定が秘めなければならない関係な割に、シチュエーションが大胆なのが多い多い(笑)

●恋:頭をなでたい系妹
ごめん、どんなヒロインよりも、

麻由奈が俺に膝枕

これだけでもう買って良かったなあと満足できました(変態め)

 終了。
いや感想相変わらず後半になると薄いな!

ということで、BGMに「しあわせのみつけかた」を流しつつお届けしております。

 結局、ダークエンドなるものは発見できず、唯ルートの唯バッドと、恋ルートでの超バッドの2種、
それと、ヒロインそれぞれのTRUE、というエンド数でした。
でも、CGもシーンも全て埋まってます
(ただ、バッドもそうなんですが、CGなしでエンドを迎えるからなあ・・・)

 話に聞いてたアレが恋バッドでした。うわあ、なんですが、相変わらずのあっさり加減で。

 個人的に好きなのは本命だと思われていた恋ルートより佳恵ルートでした。
でもまあ、この「フォーチュンクッキー」という物語を閉じるとしたら、恋ルートなんでしょうなあ。

★シナリオ統括感想
 
 
うーん、という単語が常に感想に付きまとうゲームでした。素直に喜びきれないというか。
設定上、「家族3(2)人」を必ず喰わざるを得ないし。
そうするとまあ、抑えていた主人公への恋心は3(2)人共、当然出てしまう訳で。
正直、歪みきってる気がするんですが。
主人公の気持ちを貰えたヒロインはともかく、貰えなかったヒロインも同居。
強制的に目覚めさせられた、主人公への愛情はどうすんだ? 流石に可哀想すぎねえか?
でも、シナリオは正直良かった。ジーンとくる台詞とかも結構ありましたし。

★ラブ順:唯<佳恵<恋<<<麻由奈
最終オススメ度 ★★★ 変な抵抗感を持たなければもっと高評価だったか。

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