REVIEW(MARI+DIA)★Kのゲーム本箱

メーカー名：ぱれっと

プレイメディア：CD　プロテクト：無し　差分ファイル：有り　体験版/デモ：有り

原画：たまひよ　　シナリオ：ん。

■ゲーム概要（ほぼＫ作＝胡散臭い香り（笑））
　
　　『悪夢の木曜日』
　そのたった１つの事件が全てを狂わせた。
衛星落下による海抜上昇の災害で地球、そして、世界中は変革をせざるを得なくなった。
ずっと護りたかったものを失い、それでも生きてきた男の最後のセーフティが、
１人の男の死によって降ろされる。

全ての精算を。

しかしそのトリガーは引けず、男は巨大な的を前に孤独な戦いを始めることになる。
その結果、男が手に入れた称号は最高の「ランクＳ」の賞金首という地位。
それに一人の少女。
男を狙う、賞金稼ぎの「破壊三姉妹」。
　言動が常に攻撃的なお元気少女、銃使いの沙希。
　沙希の傍仕えであったメイドの女性、爆弾使いのレア。
　斜に構えた言動をとる、武器職人であり、ハッカーの美鳳。

そして、彼の命を狙う、元恋人のホリー。

全ては終わりの始まりへと向かう。

★購入理由：ちょっと銃とか荒んだのがプレイしたくなったので。

★システム（★★★）
　
　若干動きが鈍いのはアニメのしすぎでメモリを食ってるせいでしょうか。
セーブロード、クイックと一定以上あるのは嬉しいんですが、この表示の遅さは気になる所。
あと、セーブ画面がいちいち最上部へ戻るため、使い続けると結構面倒かと。
使用ポイントにあって欲しいです。画面はスクロール式なのにマウスのスクロールボタンには対応してないし。
シーン回想はそれ別に回想・・・というのが三分の一は混じってるし。
あーあと、たぶん売りなんであろう、テキスト以外に流れるバックの音声部分ですが。
長くていつ終わるんだかわからないので、ちょっと好きじゃありません。

★サウンド（★★★★）　OP/ED/BGM　SE　声
　
　一番レベル高いのがステレオの使用の仕方。ヘッドフォン確定。
左から右へ流れたり、音の遠近を使用してあるのは素晴らしいです。
OPは確か、神月社氏だったと思う。やはりレベル高いです、この人の作品は。
・・・まあ若干テンプレート化してきた様な気もしないでもないですが・・・多いから仕方ないか。
声はまあ普通かなあ。名前違いますが、レアはたぶん某へっぽこではないかと勝手に推測。
ヒューの声優さんは上手だが、ヒュー的前線にいる立場の声じゃないんじゃ・・・
EDは無駄に長い。２周目からは全く見たくなくなりました。
CGの少なさから考えてももっと早く、少なくすべきだったかと。
（エンディングでえちCG見たいというユーザーは少ないと思う）
SEは銃撃戦の割に印象地味。剣劇音とか爆撃音とかはいいんですが。実際少ないと思う。

★ＣＧ（★★）　背景　立ちCG
　
　「足りてない」

　この一言に尽きる。まだエンディングでえちＣＧを出されなければその印象も薄かったのだが、
とにかく足りなさに気付いてしまう。
後ろ絵とかもあるし、実際枚数としては足りなくはないのかもしれないが、あのやたら長いエンディングみててどう思うか。
実際、週刊誌の漫画１本とかは普通にみれてしまうあの長さであの枚数の少なさはどうよと。
立ちＣＧとか位置違いとか多いので話の最中には足りなさは感じないが、ＣＧモードとかみると。
なんで１周目でその他のＣＧが全部埋まるよ・・・。
そして、何より一番足りないのはシータの表情差分。
絶対に用意すべき表情が全くないって流石に呆れるしかないんですが？
いくらたまひよ氏の絵が良くても評価を下げざるを得ません。何考えて差分決めてんだゴルァア！てなもんです。
せめてフルCGにでも表情が違えば良かったのにそれすらねえって何考えてんだよ！
んであのラストの表情とかも！！！
　若干顔の崩れる部分はあるものの、前面だけでなく、背面も用意してある所には好感が持てる。

■攻略順■
　★Ｋの攻略順
レア→美鳳→ホリー→沙希→シータ

　★最終推奨攻略順
沙希→レア→ホリー→美鳳→シータ

　★攻略順について
　シータがメイン。
まあメインってほど何か違うのかと問われれば違わないと即答するんですが、大円団には微妙に近いので。
設定的にもシータラストの方が気分がいいし。
　基本的に主人公からはみんな等距離。隠し設定はホリー以外みんなそれぞれもっているので、
設定上の不利有利は少ないが。美鳳だけちょっと別と考えるべきかも。
個々の設定は上手くかぶらないように気を遣っていただけてます。

★主人公雑感　（名称変更：不可）
　
　手を付けた女は全てにおいていい女という、なんかもううらやましいぞ畜生な男。
気怠げな割に女子供に優しく、義に溢れてる熱い様がいいですな。
でも殺されるとしたら絶対女に背中から刺されても文句言えない女泣かせ。
でもヘタレ。

★シナリオ雑感
　
　一言目に出たのが、「レベル高ッ！」でした。（まさかこの後ダメ出しの嵐になるとは想像もつかなかった）
OPまでですし、あのもう交渉術獲得ソフトなの？ってな面倒くさい選択肢もアレなんですが。
音声のステレオ具合とか、キャラの動かし方とか、話の乗せ方が上手いなあと。
このままの調子で行って欲しいもんですが。

02章：ううーん、ただでさえ交渉部分でウンザリ気味だってのに、更に歴史ですか・・・orz

03章：ヒューの声はちょっと流石にやりすぎの感があります。
この声の方には余りしゃべらせないで欲しいなあ。

★各キャラエンド雑感
　
●レア＠おっとりメイドお姉さん
　えちゲーとして、独身女性としてはかなり・・・と、年がね。２５以上確定ですよ？
　OPにスタッフ記載がないのでちょっとアレなんですが。
もしかして、レアさんって某ポン○ツ？　あれ？みく○ちゃん？
つーか、えちぽいシーンを入れる努力は分からないでもないですが、無理に入れなくても・・・orz
　うーん、個々に感想を述べるでもなく、話が進んでいくので感想が微妙に書けません。
ていうか、ヒロインが殆ど戦力外（主人公の単独戦闘が殆どだし）なんで。
あとほのぼのしすぎレア。天然というより天然を武器にしすぎなのと、アレな擬音が多くて。
つーか、この主人公も懐に入れる入れないがはっきりしてるんだかしてねえんだか。
個人的にはエマさんが可哀想でなりません。この人、未練が凄そうなんで。
　とか言ってる間に話がどんどん進んでいってます。
うーん、基本的に話は凄そうなんですが、設定は地味、という所かなあ。~~シータ以外はあの歴史とかはあんまり必要なさそう。~~
ていうか、エマ・・・・・・・・・・・・・・・・orz
このエマに関する解明は・・・ないかなあ、まあぶっちゃけると、

嫉妬

以外の何者でもなさそうだし。凄まじい未練とかあるし。
捨てた云々の前に怖がりだったんだろうと。いくら情報屋でも、精神が弱いとああなる、と。
うむう。いや、○されるんだろうなあ、とか思ってたし希望してたんで（酷）

つーか、ここまで来ても唯我独尊な美鳳にどきどきですよ？

　というか、いつだって戦闘系の話になると思うんですが、ハンデ戦（要は弱いヒロインかばいつつの戦闘）で
何でいつも本当に愛の力とやらで勝つんでしょうなあ、本当に不思議なもんですね！

　終了。一番最初に思ったのが、「一般ＣＧが余りにも足りてねえ！」でした。
エンディングがＣＧをえち含めないと回せきれないというのはかなり・・・いや・・・orz
　後、冷静になると、交渉云々とガチガチに五月蠅い割に、設定放り投げを平気でしてるんだよなあ。
いくらなんでも沙希設定のあの人への感情をああやって簡単にしちゃうのはどうよ？
何か微妙だったんだよなあ、何でかなあ、求めてるエンディングどおりだったのに。
まあ致命的ネタバレにもなりかねないのでその辺は別記します。

●美鳳＠毒舌ゴスロリ
　ツンデレにならないようなら興味は全くないです。つーかこええよ。
ある程度は同居人に対する感情はあるようですが、この子自分の損得だけそう。
これだけ腹のさぐり合いで萌えないえちシーンもそうはないね！
つーか、この子、必要なくなったら平気で消しそう。
　１話で既にある程度美鳳の情報は手に入ります。
確かプロローグの時点で手に入ってた気もするが。
なんつーか、流れは同じでもちゃんと別に固有の情報入ってくるんですが、
なんにしろ美鳳が巧巳を駒の一つにしか思ってない気がしてならない。デレのデの字もねえよ。
自分の体を武器にした攻防・・・・orz　愛、愛が欲しくなってきましたよ？

キキキキキキキキキキキキキーーータアアアアア！！
キタアアアアアアアアアアアアア！！！！

げふうっ！（鼻血だして悶え）

・・・・いやあ、素晴らしい攻撃でした美鳳さん。
デレどころか、もう全くのツンどころかツンドラいうよりドライ過ぎててどうしようもねえよ！
な美鳳が見せた見事なハートブレイクショットにノーガードでした。

まあ逆に、巧巳がここまでノックダウンされるのは何かちょっと納得いかないんですが。
だって。

いつだって美鳳は忍ばせてるんです。
ゴスゴスロリロリな服の中に。
右手はいつだって得物を構えてるんですよ？狙う先はとんでもない人質が！（笑）・・・・・ま、マゾ？

いやあ、炉利どころか笑むとは・・・・恐ろしい男ですなあ！

　終了。いやあ、最後の方は燃え展開でちょっと面白かったです。・・・あっけなかったけど。
まあちゃんと風呂敷が閉まってないのは相変わらずなんですが。もうちょっとちゃんとしてくれれば。
美鳳は可愛かったです。つーか、ここまで素直じゃない子っていうのはどうかとも思うけど。
ある意味凄まじい独占欲は、嬉しいと思うか、怖いと思うか。好き嫌いがはっきりでそうですなあ。

●ホリー＠未練たらたら眼鏡ッ娘
　先読み云々の前に感情で動きすぎですから！　もう執念とか凄そう。ていうか、もう好きがだだ漏れてますから！
ホリーシナリオは・・・設定が弱そうな予感がしますが。
レアがアレだったしなあ、頑張ってほしい。攻略上、沙希と途中まで同じだけど。
　うむう、やはりホリーはキャラとしては弱い。一瞬萌えたけど。設定が弱いからなあ。
話の流れはもうテンプレートなので（相方が違うぐらいか）すが、
微妙に沙希やレアシナリオの補足みたいなのがくっついてます。たぶん。
　終了。総感想としては、「うわぁぁ・・・」としか。仕方ない、という合い言葉だけが友達です。

●沙希＠ツンデレお嬢
　お嬢様というよりお嬢とか言う感じ。からかわれるのが可愛いですよ？
つーか、重火器使用の情報が分かっていながら突っ込む、
まさに「飛んで火にいる夏の虫」過ぎる頭悪すぎなお嬢様。
そして歪みきったファザーコンマックスな辺りはちょっと。
お仕えのメイドがあれだけ全く分からないってのに１章から暴走する知ってる度はなんでしょうか！
　どうしようというぐらい子供なのが鼻につきます。
自分が一番じゃないとって僻んでばっかなんだよ。・・・別のゲームなら気にもしないんですが。
殺伐としてるからなあこのゲーム。我が儘って言わないからさあ。
これでもかってぐらいホリーにヤキモチをやくんですが。
・・・これでエマとも・・・と伝えたい黒い自分を褒めてあげたいです。

いまさらなんですが、ヒロインとのえち。
・・・・・・これものすごく多数の家政婦が見てませんか、きっと。うわあああ。

　終了。ううーん。残念。沙希自身に設定がなかったし、隠し設定だと思われたアレも、
そう補足されると納得という、印象が余り強くなく。
沙希の性格がなあ。どうも好きになれなかったのが一番の問題点かと。我が儘というよりもはや傍若無人過ぎて嫌だ。

●シータ＠今回の人外
　可愛いよなあ。ナデナデ完備な所が自分ではポイント。

シータは可愛いがもう書いておく。同じ流れのシナリオはもう疲れた。
いつ何が起きても予測できる自分こそが先読みだとか言いたい。
　いい加減、○リ体質のせいで○たれるのをやめろ。
　いい加減、延々と聞かされる宇宙近代史を即スキップさせろ（しねえんだこれが）
　いい加減、ヒューの演説をやめさせろ（でも差分的にここしか違わないとかのツッコミが）
　いい加減、パーティーをするのをやめろ・・・とまでは言わないが。

・・・もうちょっと、スキップ早くならないかなあ。

　さくさくっと終了。
　場所は違えど展開が同じではもうシックスセンスどころか目をつぶってても展開が読める！
　
　読めるぞぅう！（ヒュー風に読んでみる）

　CGの所で書きましたが、シータの差分が無いのがとにもかくにも致命的。
耳だけだからってんなら分かりますが、最後の方は絶対に差分を用意すべきだった。
これがないなら萌えられねえよ！
差分で用意できなくてもラストのCG。これは絶対的なミスだとしか思えない。
もうちょっと萌えとか人の喜ばせ方を勉強して欲しい。お願いだから。

★シナリオ統括感想
　
　流れが同じすぎた気もしますが、まあ私の好きな化け物レベルバトルには満足。
ヒューの声がどうも気にくわなかったんですが。あの声の人は最前線に出るべきではないと思うよ？
とにかく、嫌いな話ではないから何とかいけたものの、こういうネタの繰り返しが嫌だという方、
および戦闘シーンはスキップ！という方にはお勧めしかねる。
あ、あと、延々とあの塾長口調で語られるのが嫌だという方にも。

・・・とまあ色々愚痴ってみましたが、悪い作品ではないです。私の好みですし。

■ちなみにプレイ後の自分脳内整理文を掲載。ネタバレ度はモロバレなので超高め。■
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★ラブ順：巧巳＞＞シータ＞＞沙希＞美鳳＞ヒュー＞ホリー＞レア

★ラブキャラ：シータ。

最終オススメ度　★★★　戦闘系のお約束が好きなら。

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