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Steins;Gate

:多めのネタバレ入ってます。嫌な方は←これ押して戻って下さい) 

メーカー名:Nitoro+/5pb.
プレイメディア:DVD プロテクト:有(インターネット認証システム 
差分ファイル:
有(一部機能を除いてデータが飛ぶので注意) 体験版/デモ:有

原画:huke  シナリオ:林 直孝
■ゲーム概要(ほぼK作=胡散臭い香り(笑))
 
 
厨<妄想>二過多な大学生、鳳凰院凶真こと岡部倫太郎。
彼は幼馴染みの少女、まゆりと、同級生のダルと「未来ガジェット研究所」で活動していた。
主な研究成果は各自の趣味と、本当に些細な小道具。
「役に立たない」小道具ばかりの中で、
最新のガジェット、「電話レンジ(仮)」だけが、遠隔操作で電子レンジを使える、という機能を持っていた。

ただ、その電話レンジ(仮)が最近、奇妙な結果を生んでいた。
 そんな中参加した、天才少女と名高い、牧瀬紅莉栖の講演会。
その後起こった悲劇から、今の生活からかけ離れた悲劇が繰り返される事になる。

運命の輪は、既に綻んでいる。気付かないずっと昔から。

 悲しい運命の輪を断ち切る為に悲しみを背負い通そうとする少女への輪。
 明るさの根底に潜む悲しみを再び掬ってしまった少女への輪。
 潜んだ想いを浮かばされてしまった、美少女と見まごうばかりの少年への輪。
 あの日、守ると誓った少女への輪。
 いつのまにか、自分の隣りに並び立つ少女の輪を取り戻すために。
 
 全てを失うために、彼は戦いを始めた。


★購入理由:×箱での祭りを知っていたので。

★システム地雷
 
 
地雷過ぎてもうどうしようもない。
 
 
間違いなく、シュタゲの評価を一番下げた第一級A級戦犯

 ただし、プレイできなくなった、という致命的さではない、というだけで、地雷は確実に踏んでいるレベル。
30回はやり直した俺に謝れ!!

 ・ゲーム最中に突然強制終了する。
 ・スキップ中に突然強制終了する。
 ・スキップ中に突然フリーズする。
 ・ロード中に強制終了する。
 ・ロード中に突然フリーズする。
 ・メニュー画面でEXTRAを選ぶと、元に戻らず固まる
 ・スキップが遅い、スキップが一番落ちやすい固まりやすい。
 ・最悪だと、OP自動流し3回目で落ちた(要は何もしてないのに勝手に落ちた)

現時点では、パッチが1.20まで出ているものの、どのバージョンでも、

 ・セーブが死ぬ(セーブロード欄全からっぽ、プレイは最初から)

という、「
ねえそれって死ねって事かい?」というどうしようもなさです。
デバッグ部隊に、

てめえら同じ思いして、
1.0、1.11、1.12、1.20と繰り返してみろってんだ、
一辺氏ねこの糞野郎!

と言いたいです。
10年以上PCゲーム作ってて、
どうしてこうもどうしようもないシステムを
平気で市場に出せるのか。
しかも延期までしてコレ?
それに関する謝罪コメントが一切OHPにないのが非常に気になります。
流石に謝るべきレベルのシステム悪だと思うんですが。

あれか?
やはりX箱買えよ、という新手の商売ですかそうですか。(本当にそうかもしれない。)

★サウンド★★★★★) OP/ED/BGM SE 声
 
 
カッケーーーーー!!!!
 
 トータル的な意味ではシナリオよりもここの項目が一番良かったと思います。
 
 ここまでのめり込んだのは久し振り。
OPとデモはもう10回以上は見ました。
もうワクワク感が止まらない映像と音楽にはもうたまらないモノがありました。
(ただ、上に書いたとおり、EXTRAでムービーを見るのすら大変だったんですが・・。
EXTRAを起動させると、メインメニューでフリーズする)

EDは映画風の何もないED。
ただし、trueルートでのchap10でのあのエンドロールはもう鳥肌立ちまくりでした。

OPもEDもBGMも。音楽も普通に聞きたくなるぐらいにいいレベルでした。
SEは若干寂しい感じ。印象に残るレベルがそもそもなかったのと、数が少なかったんじゃないかと。
まゆりの傘のシーンとかで雨の音とか、もう少し、SEで底上げ出来た気がするんですが・・・。

声はもう!
ネ申・光・臨・!

宮野氏が完璧すぎてどうしたら。というレベル。
一人であり得ない程のレベルに達しています。

主人公の声だけで+30ぐらいはあげたいレベル。
この声の為に、見たこともないガン○ムを見てもいいかと思う位のレベルでした。
他、殆どの人のレベルが高レベル。
状況によって声の質を変えられる高レベルの声優さん方が揃っていたかと思います。

★CG(★★★★) 背景 立ちCG
 
 個性溢れる絵は正直抵抗感がある人もいるかと。
最初にプレイしていると、いつ狂気に囚われていても気付かない目をしてる気がします。
ぶっちゃけ、フェイリスルートでのアップで、

首をいつ○められてもおかしくない気がしました。こええよ!

ただし、話に合いました。
そして、普段が普段だけに、ちょっと頬染めただけで悶えたくなるという、凄まじい破壊力があります。

クリスティーナ笑顔とかもう死にたくなるぐらい可愛いですが!
ルカ子の生足絵だけでどこまでも逝けると思いました!

後、塗りが凄く個性的。テクスチャ塗り、というだけではなく、陰影も印象的に塗れているのは素晴らしいと思います。


■攻略順■
攻略サイト閲覧必須(正直これを攻略無しでやった方々は崇めるレベルだと思う)。
※細かい複数セーブとchapterに入ったらすぐのセーブ必須。

 ★Kの攻略順
chapter3でセーブ→鈴羽→フェイリス→ルカ子→紅莉栖→ロードでchapter3に戻って→まゆり→true

 ★最終推奨攻略順
chapter3でセーブ→鈴羽→フェイリス→ルカ子→まゆり→ロードでchapter3に戻って→紅莉栖→true

 ★攻略順について
 
固定はしていないものの、ほぼ固定、といっていいかと。

鈴羽(chap6)→フェイリス(chap7)→ルカ子(chap8)は本筋ルートからの派生だし、話もその流れ順なので、この順で確定。

とりあえず、ラストのtrue前をまゆりにするか紅莉栖にするかは、
trueが紅莉栖シナリオでもある事から、まゆり→紅莉栖→trueがいいと思います。
まあ自分は、紅莉栖→まゆり→trueでも十二分に満足できましたが。


★主人公雑感 (名称変更:不可)
 
 
あ・い・し・て・る!!!!(しっかりしろ俺)

 と正気に戻れなくなりそうな程大好きです。
もうヘタレでチキンな割に思考が小学生以下だから恐ろしい事も平気でするし、それを殆ど気にもとめない。
恋愛フラグとかも専用シナリオに突入しない限りは、間違いなく、気付かずフラグ折ってる。
そんな彼がただただひたすら頑張りに頑張り抜いて、人の力もきちんと借りつつも、
きっちりケジメを付けていく様はもうただただ握り拳を握るのみでした。
特にchapter11はもうひたすらオカリンにしか目が行きませんでした。

 それと、声の宮野氏が凄すぎました。
オカリンであっても、普通の岡部であっても、そして鳳凰院凶真であっても、
それが同じ声で一気に変わる様はもう!

いやあ・・・主人公のレベルが高いと本当にシナリオは当たりが多いですなあ!

★シナリオ雑感
 
 
リアルタイムレビューを行っておりますので、そちらをご覧下さい。
★各キャラエンド雑感
 
●鈴羽@自分はジャージverのが好きです。
 とりあえず服の前半後半の話で。
いやもうこの子は本当にありとあらゆる面で可哀想だし居たたまれないし可哀想。大切だから2度言った!
もうさあ、全部がネタバレに繋がる話だし、全部のポイントが全て美味しいから言えねー言えねー。
しっかし、鈴羽シナリオを普通に1度でも超えると、
あの小道具見ただけで涙が止まらなかったです。
ちなみにおじさんとか呼ばれるのは大好きです。

 固有エンドは鈴羽どうこうよりもオカリンブラックが怖すぎた。
よくこういう繰り返し物はバッドになると一歩間違えば、というものは多いですが、
こう、ジワジワと確実に暗い方向へ向かう流れは怖かったです。
そのために、鈴羽シナリオ、としては弱かったように思います(まさか全部のサブエンドがこう弱いと思わなかったが)。

●フェイリス@顔怖えよ
 一人やたら浮きまくった印象ばかりです。
オカリンの厨二以上のオリジナルワールドが炸裂した挙げ句暴走するし・・・
メールとかも実績あるので、受け取りはしますが、意味が分からないし。
(プレイしていないのですが、カオスヘッドネタ三昧なのではないかと思います)
正直、何でこの子が入っているのかが微妙に不明なんですが。
アキバを変えるギミックとしては必要だったのかもしれませんが、
そもそも秋葉原を変えることで何かストーリーに関係あったか、と問われれば無かったような。
まああの頃から日中アキバ在住者としては、懐かしい気持ちで一杯でしたが。
フェイリス抜きなら残念なギミックだった気がします。

 彼女のシナリオは良かったんですが。オカリン格好良かったし。
まあ、エンドは鈴羽同様独自路線を突っ走りすぎてどうしていいんだか解りませんでしたが。

●ルカ子@こんなに可愛いコが女の子な訳がないが
 可愛すぎるし、間違いなく全編通してフラグが立ちっぱなしだったのは彼女・・・
やばい、普通に「彼女」とか入力してる辺りが恐ろしい。
ルカ子ルートはうん、まあ、テーマとしては悪くなかった。
考えつく問題だったし。
ただ、このライターさんも、まあ、恋愛接着が弱いというか弱点ではありそうですな。

まあ、真面目に、「アッーーーーーー!」とかなっても非常に困るんですが。

●紅莉栖@リアルツンメールデレ
 お見事なツンデレでした。
ごちそうさまでした!(超笑顔で)
 しっかし。攻略には微妙に関係ありませんが、
後半になればなるほどメールで見事なまでの甘えん坊ぶりが出てたのが可愛くてなりませんでした。
そして、正統派ツンデレでいて、ちゃねらーというのはキャラとしては自分が知る限りは初めてのキャラだったので。

 紅莉栖シナリオ、と銘打たれていますが、基本としては、まゆり&紅莉栖の分岐シナリオ。
「この」紅莉栖の攻略エンド、とも微妙に言いにくいです。
上の攻略順でも書きましたが、このシナリオをプレイしてしまうと、trueを一刻も早く見たい、と思えるかと。

●まゆり@かわいいよまゆりかわいいよ
 ギリギリまで「断然まゆり派」でした。
俺もあの雨の日にまゆりを守ると誓ったんだよ!
まあ、ああなるならそうなっても仕方ないよな、なエンディングでした。
「現実感」では無い以上、
 変わらないままのまゆり(嬉しいけど悲しい)と、
 (自業自得とはいえ、でも意識してたわけじゃないのに)背負い続けなければならない倫太郎。

 まゆりスキーとしても、この流れでも仕方ないとはいえなんかこうもやもやしたものが残ります。
 というか、最後までプレーしても

仕方ないんだけどよ!
仕方ないんだがよ!!

という気持ちばかりが残るんですが・・・

●true@ぼくらの○○がかえってきた!
 ざんねんながらぼくらの○○では微妙にありませんでしたし、
色々考えると結局はまた悲しみに落とされるだけなんですが。
それでも嬉しかったのは確か。
chap10のEDの演出にはもうゾクゾクしましたし、
最後の2人のシーンもゾクゾクしました。
そう考えると、演出としてのシステムは悪くなかったんですが。

 でもなあ。このゲーム、冷静になればなるほど、

オカリン一人被害者

という切なさだけしか残らないんですが・・・
ぶっちゃけ、夢オチに限りなく近い。悲しいぐらいに。
手を出して良いことといけない事があるのは承知してますが、
何でオカリンばかりがこんな目に? というのがなあ・・・
いや、もちろん実質的にはまゆりばかりが酷い目に遭ってるんですが・・・。

 リアルタイムレビュー見て頂ければ一目瞭然ですが、
前半:興味なし
中盤:普通にプレイするが、途中でプレイ止められる程には興味が薄い
後半:
ラスト:叫びまくり、吼えまくり

と温度差激しいゲームでした。
でもラストであそこまで盛り上がれられれば、良作認定は出すしかないかと!


★シナリオ統括感想
 
 本当にシステムの糞さのせいで・・・と言いたくなる程。
別の言い方をすれば、シナリオがここまでのレベルだったから耐えられた、とも言います。

システム最低シナリオ最高!
★ラブ順:オカリン>>凶真>><ATフィールド全開>>ダル>鈴羽>まゆり>紅莉栖>>ルカ子>フェイリス
★ラブキャラ:岡部倫太郎 氏。 愛しすぎてどうしていいのか解らないレベル。
最終オススメ度 ★★★★★ システムが良ければ殿堂入りしても良いレベルだった。

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