REVIEW(玉繭～魅せられた密の糸～)★Kのゲーム本箱

メーカー名：Mireille

差分ファイル：有り　体験版/デモ：有り

原画：葵渚　　シナリオ：もょもと

■ゲーム概要（ほぼＫ作＝胡散臭い香り（笑））
　
　怠惰な日常を送る俺の元に１人の女が転校生として現れる。
漆黒の髪に炎の様に赤い瞳を持つ、祥子。
祥子は、俺を非日常の別世界－闇の世界へと誘おうとする。
目的は闇の世界の王として覚醒させること。
余りにも非現実的な事だったが、俺の身体は闇へと向かって覚醒し、現実として識っていく。
　力の誘惑に伸るか反るかは俺次第。祥子が言うように…そう、『全てはマスターのよしなに』。
穏やかな日常を形成する、
　おどおどとして内向的な妹、ちさと。
　腐れ縁からか、日常生活に口を挟み、喧嘩になる幼馴染み、彩。
　その彩の姉とは思えない大胆不敵な金の亡者、若葉。
そして、非日常で出会う、
　他人とのコミュニケーションを拒否する、麗。
そして、魔性の女、祥子。
俺は誰と抱き合い、新しい世界－繭を紡ぐのだろうか。

★購入理由
　
全ては「マスター」という言葉の響きから。
主人公最強主義者としてはもうこれだけで満足できかねなかった…んですけど。

★システム（★★★）
　
　NScriptなので、最低基本は問題なし。
スキップに未既読判定機能ないのはやはり痛々しいけどね…
ただ、テキストバックなど、キーボード操作が出来るとよかったなぁ…
ポイントとしてはあと一番好感度の高いキャラのアイキャッチが出るのと、２度目からはＯＰムービーをスキップできた事が良かったかな。

★サウンド（★★★）　OP/ED/BGM　SE　声
　
　声がちょっと…初心者というか棒読み。特にちさとが。たどたどしいとかとは別問題かと。
いや、麗タンの声は別ですよ？アレは良かった…可愛い…
音楽も別に印象に残らず。OPのCGに新しいのが全然見あたらなかったからなぁ…
　ＳＥはあるな、という程度。酷くはないけど、標準ではなく。

★ＣＧ（★★★★）　背景　立ちCG
　
　さすが、目的ゲ。太ったオヂサンの尻をみさせられたのは初めてです私。つーか、あんな主人公はやだぞ私。
ちさとは全面的に却下ですが（眼鏡はずしても駄目だったわ私）、
祥子と麗はメインだけあって、質が高いです。悪くないです。綺麗だし可愛いし。
…ただ、同じCGの使い回しが多いのがちょっと退きますね。枚数は少なすぎる訳ではなく、出し方が悪い気が。
ちょっとした選択で出てくるＣＧがあるというのは良いとしても使い回ししてまでやることではないのではないかと。

■攻略順■
　★Ｋの攻略順
ちさと→彩→若葉→ＣＧ回収→祥子→麗
　
　★最終推奨攻略順
ちさと（デフォルト）→若葉→彩→ＣＧ回収→祥子→麗
　
　★攻略順について
…というか、基本的にシナリオなんて飾りなのですよ…設定に目を奪われすぎて、シナリオないゲームだと気づけなかった自分が憎い…
（そういう目的でゲームしてないからなぁ。シナリオ重視型です私）
ほぼ１本道。蛇足的に脇キャラの尻尾がついている程度です。
基本的に祥子寄りになるか麗寄りになるかだけで…必攻略順等はないのでお好きなように。
恐らく、若葉＜彩＜ちさと＜＜麗＜祥子　がシナリオ重要順だと思うんですけど、
トゥルーというには祥子ルートが深いわけでもなく。レビューサイトでの評価順+私の好み順で。

★主人公雑感　（名称変更：可）
　
　主人公に関しては文句のつけようがないです。高レベルです。
怠惰であるのにどこか思索型で、でもヒーロー型で、能力を持ってからはユーザーを満足させるだけの、
特殊能力を使い、かつ特訓し、酷い目に遭い、しかも頭まで良くなる…うふふ。大満足なんですけど。
…ええ、ラスト戦闘が全くヘボヘボなのは忘れましょうよ、ねえ？
…そして、結局の所、シナリオなんてねぇ、飾りなんですよ。

★シナリオ雑感
　
　というかストーリーなんてモンはオマケですよ所詮。
ええ、えちしてりゃあいいわけです。…というゲームでした（滝涙）
大ルート的には祥子ルートと麗ルートで、他キャラは麗ルートの蛇足っぽく強引にエンド。

★各キャラエンド雑感
　
●ちさと
　いっておきますが、眼鏡ッ娘が嫌いとかそういうのではなく、
この娘が本能的に駄目なだけです。眼鏡可愛くないし。声駄目だし。
オドオドしてるってのは悪くないけど（苛められ系というのが眼鏡の定番だし）、
　何だかねぇ、苦手なのです。だからファーストで。
ごめん、ぶっちゃけ虐めて系はともかくとして勝手にえちぃな娘は駄目なんです私。
　…プレイ終了。えーと攻略順にも書いたと思いますが。順番もへったくれもありません。
流れ的には、
祥子に誘惑される→拒否→操作誘惑イベント→祥子対決決定→えち→対決終了→ちょっとしたエンディング
というシナリオ重視ゲームじゃないことを思い知らされました。
ええ。主人公の能力もあっさりとヒロインにはスルー……
こうなったらCG補完というか、ゲームクリアだけ考えますよ…畜生…
ただ、面白いのは主人公の能力までエンディング以降もあるのが。
…その辺考えてないのが逆に言えば面白い…だって、無敵超人ですよ。ええ。
麗みたいに思考に制限ありそうでないから本能に従ったら…ねえ？

●彩
　流れはちさととほぼ同じ。…ええ、形になっていなかった筈の気持ちを昔から…と言われてもねぇ。
でもまあ可愛いので良し。あの普段着とピアス姿は可愛すぎ…
しかも微妙ですが、えちのみツンデレ（えちシーンになると弱い（笑））だし。
　ここでも主人公能力はスルー…もはやこうなったら脳内で主人公を大暴走させるしか！
だってほら手に入れた能力は使わなきゃあ…
ちなみに、ストーリーがどうのというのは既に考えてません。ゲームクリアだけが目的です。
うわ駄目人間。

●若葉
　ストーリーなんて考えるな！その場の勢いだけでするんだ！という若葉ルートです。
だって、もう純粋な愛情なんてこれっぽっちも。
これっこそ、『特殊条件下での突発的愛情（しかも半ば強制的に）』…。ちなみにあまり好きではないネタです。
　でも。だが、萌える。祥子洗脳後の可愛いく純情な若葉センセにメロキュン（死語500年）です。
だって『どんな物とかが好きなのかな』とか考えてくれるんですよ？どうしよう！？←どうもするな
　で、終了。やはり若葉よりも彩の方がまだマシ。…だから同じＣＧ、使い回さないで下さいよ…

■バッド
　基本的に祥子ルートでいきつつもまんべんなくいってみました。
ＣＧ回収ルートでもあるんですが…回収して良かったとかは全然。というか差分じゃん…
バッドもまあそうなるわな的な感じで。
　
●祥子
　恐らくラスト本命ルートなんでしょうが、ここはあえて賭ける。
…ラストシーン、恋ごころ、光を…と３連敗している私にはココでどうにかしないとならないのだ！
…というか、もうどんなルートであれストーリーが期待できないのは解ってるので。
　ただ、可愛いですねぇ、祥子も。何というか、結局は誰よりも主人公を想っている訳ですし。
　で、終了。ベタだが、後残し的エンドだわ、しかもなんかつまんないわ。…全然人間じゃん…
いっそバッドのが良かったと思うのは駄目ですか？　期待を捨てきれない自分が嫌だなぁ…

●麗
　や、黒ネコ連れてるからとか、小さいからとか、無口系だからとかじゃあないですよ？
…だって可愛いモンは可愛いんですし。
マニュアルには電波女とありますが、言動に筋が入っている様に見受けられますので電波じゃないんじゃないかと。
彼女の思考が理解できるかは別ですけどね。
　終了。そして…大正解～！結局シナリオに満足したわけではないんですけど、
彼女の選んだ選択肢、そして行動が可愛くて仕方ありません！いやあ、可愛いねぇ…萌えとは別ですけど。

★シナリオ統括感想
　
えち重視にしたかったのかシナリオにしたかったのか。微妙に中途半端になっていて、
どちら重視の方にも微妙に不満を残すゲームなのではないでしょうか。

★ラブキャラ
　
麗タン。←チョットマテ

最終オススメ度　★★★　地雷ではないですが、シナリオ重視の人はパスしてもＯＫかと。

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