REVIEW(てりぶるフューチャー)★Kのゲーム本箱

メーカー名：COREMORECO

プレイメディア：CD　プロテクト：無し　差分ファイル：有り　体験版/デモ：有り

原画：ジェームスほたて　　シナリオ：渋谷五壱

■ゲーム概要（ほぼＫ作＝胡散臭い香り（笑））
　
　御名方一輝は両親の離婚が原因でほんの一時期ぐれていた事があった位の代わり映えのない青年。
彼は父の知人で、彼の住むアパートの大家であるセリヤン、その助手のエレアザルに面倒をみてもらいながら生活をしていた。
　この物語は、最初は本当に平凡なはずの話で。
でも本当の物語は遥か過去から、1000年後の未来以降も続く物語でもあり。
それは無限の可能性と、彼の選択、そして、彼以外の干渉の物語。
　　限りなくあるif＜もしも＞。限りなくある世界。
そのひとつ。ひとつに纏め上げられた世界、それを裏で独裁しているのが一輝だというif。
　その１つのif、1000年後からタイムマシンによってやって来たのが２人の少女。
一人は藤原月音。一輝を暗殺する事によって1000年後の未来を変えようと。
一人はミシュレット。月音がタイムジャンプをする際に一緒に跳んだ、何故か一輝の守護を登録されていた、アンドロイド。
　　その２人を混ぜながら。
じわりじわりと始まっていた、世界よりも大切な戦いが。
女の戦いという誰にも止められない戦いが。
　　参加者は月音にミシュレット。それに。
　以前同じアパートに住み、再びアパートに戻ってきた家族同様の、薬子。
　一時学校は違ったものの、小学校からの腐れ縁である、円。

彼女達４人の熾烈な一輝争奪戦が開始される。
世界から見ると小さな戦い。
でも。一つの要素で世界は変わっていく。

★購入理由：未来系なのと、体験版をプレイしたから

★システム（★★）
　
　あまり安定感がなく、起動させ続けていると３時間ぐらいで、セーブ画面起動にやたら時間がかかったり、
勝手に未読スキップ始めたり、勝手にクイックセーブ書き換えたりと暴走するんですが。差分入れてもこの状況はちょっと。
　サムネールのないセーブって、ちょっと・・・いや、かなり勘弁して欲しく。
コメントも入れられないってどうよ？　いつの時代のゲームだよとかいいたくなるなあ。
クイックセーブとか、前の選択肢に戻るとかはあるんですが、使い勝手悪い。

★サウンド（★★★）　OP/ED/BGM　SE　声
　
　OPはなんか聞いたことあるテンポで聞いたことある感じなんですが。
声はいい声優さんを使ってるので問題なし。あーでもできれば男性陣にも声が欲しかった。
　SEはたまにつくのだが、かなり優秀。
素麺すする音作った人はかなりいい仕事をする方かと。
　EDは見事なまでに予算削減系。歌あっても、ああも背景だと聞く気になれないんですが。

★ＣＧ（★★★★）　背景　立ちCG
　
　　昔懐かしい感じの絵柄。いや、だからこそ結構好きだったりします。
やわらかい肉感がいいですなあ。えちシーンでは凄いいいぷにさだったり。

■攻略順■
　★Ｋの攻略順
円→月音→薬子→ミシュレット

　★最終推奨攻略順
円→薬子→ミシュレット→月音

　★攻略順について
　基本的な根幹は同じ。それぞれの立場が違うため、シナリオの重さも違っている模様で、順番はそれで考えました。
円は外野な上に、シナリオも正直浅く、まあ、馬鹿ップルストーリーを楽しむ程度。
薬子は彼女についての疑問が解消される程度なので、この位置に。
月音は、解明編と位置付けていいかと。基本的にミー問題以外はこのシナリオで解明？
ミーシナリオもある意味月音シナリオ補足。

★主人公雑感　（名称変更：不可）
　
　基本的にどーーーーーーみても別段モテ要素が見当たらない男。
でもモテる。かなりの量のラブレターが届くことでその辺はわかるのだが（まあ本人は知らないが）
どこがそんなに好きなのか書いておいてほしいのですがどうよ。
　後、状況が状況だけに気持ちはわからないでもないが、すぐ逆ギレて暴言を吐くのもかなり勘弁して欲しい。

★シナリオ雑感
　
　月音以外のフラグは既に立ってます。虎視眈々と狙われてます。隙を見せたら喰われます。
ちょっと展開が粗いのですが、粗いぐらいでいいと思うのでよし。
散々言ってますが、自分、ヒロイン独白大好き野郎なんですが。
独白祭り会場なんですが。
え、ちょ、ちょっと（思いがけない嬉しさに動揺）

★各キャラエンド雑感
　
●円＠幼馴染高飛車お嬢
　微妙に立場に胡坐をかいていたのが丸見えというか、お嬢のプライドがどうも。
私の主観ですが、どうも『なんでこのわたくしがあんな男なんて』とか言いそうで嫌なんですが。
ていうか、言ってるよすぐそばから。
　うむう。選択肢部分はほぼシナリオは共通ぽいですな。
月音はともかく円VS薬子のバトルは間違いなく起こると思われるのでそれを楽しみにしてますが。
　　嫉妬バトルはまだいいんだ。いいんだ、が。
　どうも、周りの暴走加減についていけなくてイライラするんですがどうよ。
えちぽいシーンは夢だったり妄想だったりするし（しかも自分で夢想とかじゃなくて他者の影響）
まあ一番のイライラする点が、全ての事象がなあなあというか、なし崩しできてる点なんですが。
仕方ない。仕方ないのはわかってるんですが、どうもなあ。
　・・・ヒロインと主人公がなし崩しにくっついていくのも仕方ないんでしょうかねぇ。

あーあと、開示されていないで情報だけが垂れ流しなのがイラつくんだろうなあ。
後から想像ついたりしますが。
　後、微妙に円が気に食わないのはなんででしょうか。
こういうツンデレ、好きな方だと思うのですが。
あ。わかった。
　なんというか、上の目線で見下ろされてるからだ。酷くいうとエリート上司が窓際平社員見る目。
『好きです』というより『好きと言って下さってもよろしくてよ』というどこまでも高飛車風味な。
自分、基本的にSな人間でMではないので、こういう人間を好きになれと言われても。
基本的に薬子的なキャラもあまり好きじゃないんですが、まだ薬子の方がマシ。

ていうかさあ。
自分の下駄箱を漁って、入っている大量のラブレターを本人が気づく前に、
握り潰してもみ消して、焼却炉に捨てるような女を好きになれるのか？
いや、自分、絶対なれない。っていうか、そんな女は嫌だ。
なんか、嫉妬とか本気ですると、風間あたりに頼んで、消させそう。ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ。
彼女にもなっていない幼馴染がやる行動じゃねえだろ。

基本的にここでプロローグ終了と思われる。
演出的にはここで２度目のOP入ったら格好良かったのになあ。どうもこのゲーム、演出とかが余りよくない。構成も・・・。

ナサニエルVS一輝のシーンはかなり嫌いです。
ちいさいえちシーン入れてサービスのつもりなんでしょうが、不快なんですが。
　まあ、何というか、ハーレムというより何かの賞金か副賞でもあるんかい疑いたくなるような、
一輝略奪戦が繰り広げられてます。
全員のフラグも簡単に全立ちしたし。
　この時点で選択肢は終了。選択肢部分は殆ど共通って言っていいなあ。

　ちなみに円ですが、現時点でも余り好きになれてません。駄目じゃん。
というか、主人公、いつのまにそんな感情でてきたんだよう、ああ、選択肢か。orz
あ、固有ルートになるとキャッチの時、狙ってるヒロインがタイトルいいますが。
それ、なんの得があるというのだ？
　ずっと否定的な意見が続いてますが、そうまでしてゲームを続けるお前がわからない、というツッコミは不可の方向で。
　一輝と円の微妙に色々な伏線は解消しつつありますが、1000年後は全く関係なく進んでます。

コローーーーーーーーーース！！！！
絶対コローーーーーーーーーース！！！！！

１０００年後どころじゃねえ。コイツは今すぐ抹殺すべきだ。
だれか、包丁とか銃とかとにかく、確実にガリガリ命を削れる道具を！！！
誰か道具をおおおおおおおおおおおッ（激しく暴れる）

ヘタレ以下の愚鈍の最低男ですよ、御名方一輝って男は。
たぶん、一番純粋に想ってくれている薬子にこれほどの仕打ち。
いくらなんでも酷すぎる・・・・・・・・orz

　告白でさえも、背中押されないとできないのか・・・・・・・はは、はははハハ・・・orz

　えっと、能力的にも出歯亀率が高く、かつ、壁が薄い部屋
（そしてたぶん両隣は主人公の事が好きだったヒロイン）でそれって・・・・・ハハハ・・・

えっと。どんどん、キャラクターに対する愛情が過剰に低下していくゲームですね、コレ。
もう、もはや好きな子はミーとエレぐらいしかいないんですが。
のぼせ上がってるとはいえ、円、最低。
（※まさかこの後、こういう狙ったヒロインがどんどん嫌いになっていく事になるとは思わなかったのだった。）

　終了。なんつーか、うわあ、という出来。エピローグまでなく、ここまでほったらかしなのを、
褒めるべきか。ていうか、正直あきれてるんですが。
まあ、考えなしの馬鹿ップルですし、周りがフォローしてくれるんでしょうから、
普通の、本当に普通のカップルとしてやっていくんでしょう。

　ひとまず、独白祭りと途中はどうあれ、ハーレム解消を自ら動くのはいい事かと。
まあ、マイナス要因が多すぎたのと、噂通り、本当に円自身には未来ネタ無しなんですなあ。
この時点で期待はミーのみですがどうよ。
あ、大沢？抹殺リストの一番最初ですよ？
悲しい事件の最初の被害者が彼であるように祈ってますよ？

●月音＠甘ちゃんハラペコ
　言動が破天荒すぎてというか、あたまわるいこでしょ絶対。お人よしという言い方もできますが、
その前に絶対頭悪い。恋愛フラグに関しては設定同様、なしくずしに立ってます。
つーか、ネタバレレビューを別口で書いたために、共通部分をすでに２周しているため、
殆どスキップでやっているので、あまり恋愛フラグに興味が持てません。
まあ、円シナリオよりは当然ですが、月音や一輝の恋愛感情を増やしてあるんですが。
でももうあっという間にいつのまにか自然に
　　『俺の』
なんて発言が出るようになったんですかねえ。ふふふ・・・（遠い目）
円シナリオでは薬子が暴走してましたが、月音シナリオではミー＆あの人が軽く暴走してます。
ていうか、ここでも薬子は妹系なのを武器にして、暴走しまくり。

　メインヒロインどうこうというより、表向き、謎解明編。
まあ、ミシュレットと薬子の立ち位置というのはまだ謎ですが、まあ想像はつくなあとか。
　まあ、普通に面白かったですよ。最後まで嫉妬バトルを繰り広げるゲームなんてそうないですし。

というか、ミーがあまりにもかわいそうでしたなあ。

●薬子＠必殺必中口担当
　妹の立場を使えるだけ使う業師だとみましたがどうよ。
お嫁さんの約束系のキャラはどうも全員が策略家な気がしてならんのですが。
でもかわいいと思ってる時点で俺は負けてる。
　というか、えち担当。というか、アプローチがなあ。はだエプよりも凶悪だと思うがどうよ。
いやあ、円シナリオで悦○系覗きっぷりと、ストーカー真っ青な執着心でもう引いてますが。
　ちなみにあの各シナリオで大暴走を見せる共通イベント『くー熱暴走』は拡張版でお届けです。
光子さんに知られたら、本気で洒落にならんぞこれ・・・。
　基本的な流れが同じなので、スキップできない部分も少々食傷気味。
あーあと、ヒロインの凄まじいまでの主人公への執着っぷりもちょっと。
喜んでやれとかまでいいませんが、あそこまで、やらんでもとか。
まあえち担でかつ、妹系を全面に防御を張りつつ攻撃をしてみせる薬子の敵ではありませんでしたが。
いやあ、えちかった。
　シナリオは、うーん。残念ながら月音シナリオが解明編だったために、補足に回ってしまったのが否めないのと、
やっぱり一輝は何の役にも立ってないというのが。いや、今回は唯一それっぽいのがありましたが。

さて！ミーを幸せにしてくるぜ！（できればあの人も、っていうかあの人を幸せに）
・・・それか。

●ミシュレット＠ちびメイド
　あの色合いは余りにも正直過ぎて展開が読めるんですがどうよ。可愛いからいいけど。
でもあのフラグの立て方は大好きですよ！！！！
　うむう。流石に、同じなぞりを４回やるのはキツイです。飽きる。

　というわけで、重要なネタバレ部分以外は全部同じなので、もう感想も書けやしない（苦笑）
知能派なだけあって、今までで一番うまく立ち回っていたなあ、と。
そしてさりげにえち担その２。というか、主人公がいかにムッツリで本の守備範囲が広いかという話なんですが。
　一部以外は基本的には満足なんですが、
まあ、こう同じなぞりを何度もやってるうえに、想像がつくエンディングそのままだとなあ。
嬉しいんですが、なんともまあ、な気分になるのも確かなのですよ。

★シナリオ統括感想
　
　独白祭り有り、ヒロインと結ばれてもしつこい別ヒロイン等、見せ所は多かったんですが。
やはり基本的に全てのシナリオが同じなぞりというのはどうかなあ、と思いました。
正直、飽きるんですよ、こうも同じだと。
特に月音シナリオやると全開示状態になるので秘密も残ってないし。
結局、『悪くない、悪くないんだが・・・』という結果になってしまったのが残念。
というか。あの人のシーンを希望した俺が駄目か。

■ちなみにプレイ後の自分脳内整理文を掲載。ネタバレ度はモロバレなので超高め。■
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★ラブキャラ：円＜＜＜＜薬子＜＜月音＜ミシュレット＜＜エレアザル

最終オススメ度　★★★　時間概念の説明は丁寧ですが、流れが同じなのが。

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